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5月の雨は気分が滅入る [音楽雑記]

GWの収穫(プログレ方面)については
前回作文で大体満足してしまい、以下は完全なる蛇足ですが
短いながら一応書きかけたのでアップしてしまおうかと。



Living the Future / ANYONE'S DAUGHTER / 2018
LIVING THE FUTURE

LIVING THE FUTURE

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: INAK
  • 発売日: 2018/04/20
  • メディア: CD


その名に負うところが余りに大きいのか、
21世紀に入っての再編成があまり芳しい評判を得られていないのは
大変不幸なことです。まぁ“Piktors Verwandlungen”('81)を
期待すれば当然そうなるのでしょうけれど、
じゃあ“Neue Sterne”('83)は無視してもいいのか?って話です。
いや、確かに僕のWALKMANにも
頭4枚しか入れていないという事実はありつつ…。

ちょっと乱暴な話ですが、'01年以降のANYONE'S DAUGHTERは
MIKE + THE MECHANICSとASIA(Wetton,Downes)の
近場に居ると理解すれば良いと思うのです。
総じて完成度は高いし、本作においても通底するところは変わりません。
新任の歌い手がややリキんだ節を回す場面に些かの違和感はありますが、
それでも歌モノとして磨き上げられた楽曲群は充分魅力的です。

…あー、“Voodooh Chile”の変なカバーは
マジで要らなかったけどね(苦笑)。

他、イタリアもの1枚、ドイツ産2枚、東欧出身2枚のアルバムについては
特に書きたいことが思い浮かばなかったので割愛します。



ついでに。

Ecce Rock / MEDITERRANEA / 1981
Ecce Rock

Ecce Rock

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Ams Italy
  • 発売日: 2013/03/22
  • メディア: CD


今更どうした?って感じですが
僕これ今の今まで聴いたことがなかったのです。
このジャケットはキングのユーロピアン・ロック・コレクションで
リリースされた際日本で差し替えられたものだそうで、
そんなことも全然知りませんでした。

EELA CRAIGの“Virgin Oiland”(1月30日エントリー)と同様
他に優先すべきレコードがあって
購入のプライオリティが上げられない1枚だったということで、
僕以外にもそういう人は多かったみたいですね。

中身については他でも散々語られている通り
地中海音楽とロックのハイブリッドで、
Mauro Pagani程シリアスな感じがないので気軽に聴けます。
その分深みにはやや欠けますが、思っていたより全然面白かったです。



最後に、話は全然変わりますが3月13日のエントリーで
Anthony Philipsと東海林修が、なんて事をちょろっと書きましたら
先日その東海林修が亡くなってしまいました。
85歳とのことで…ってことはこの人がシンセサイザー音楽に
取り組んだのは40代の後半からだったんですね。
進取の意気に溢れた音楽家だったんだなぁ。
-個人の冥福を祈って、合掌。

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冷蔵庫が壊れた [新譜]

今年はこの手の出費が多くて、ほんと困っちゃうわー。



-ということで前回の続き。

Retrospections Volume III / JPL / 2018
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2015年に出たNEMOの“Coma”('15年9月29日エントリー)を含めると
'14年以降は毎年何かしらリリースしているJean Pierre Louveton。
JPL名義で昨年出た“Le livre blanc”に続く本作は
蔵出し音源の編集盤(タイトルの通りこれが第3弾)です。
このシリーズはギタリストとしてのJean Pierre Louvetonが
好き放題に書いた曲を(過去曲の再録音も)放出している趣で、
各曲のベクトルは結構バラバラにとっ散らかっておりますが
何をやっても性根はロック!という一点において
やはり大変頑固な人であろうことが伺えます。



現在YouTubeには2曲紹介されていますが
こちらは僕の大好きなTHE AWFUL TRUTHみたいなボーカルワークが印象的です。

しかし本作一番の白眉はアルバム終盤、
8曲目に収められた“Ma Comete”という曲で
これは抒情派フレンチロックの名曲であると言い切って良いのではないかと。
いやマジでこの曲は相当凄いと思うのだ僕は。
終曲(9曲目)“Mes Heures Sombres”への流れも良くて、
寄せ集めの編集盤というのがちょっと信じられないくらい。
適当にふむふむ言いながら聴いていたらこの終わり際は大変印象的で、
いやもうこれは全く侮れない1枚であります。



Arca Progjet / ARCA PROGJET / 2018
apjapj.jpg



GW後半入手のうちの1枚。
これはなんつーか、してやられた感強し。
イタリア人がこの手の音楽をやるとこうなるのか、
と妙に納得しながら何度も聴いてしまうのです。



その安いライトセーバーみたいな
マイクスタンドは一体どこで買ったんだ?
という疑問もふつふつとする映像に乗っかってくるサウンドは
実に大仰な産業ロックスタイル。
あー、この歌メロはASIAの“Here Comes the Feeling”とほぼ一緒だなぁ…
なんて思っていると突如切れ込んでくるソプラノサックスが
聴き手を強引にジャズロック方面に引っ張り、
そうかと思えば直後にバスドラがドカドカ踏み鳴らされるという。

ななな、なんじゃろかコレは!?という当惑。

因みにこのサックスは客演のArturo Vitaleによるもので
ARTI & MESTIERIからはGigi Venegoniも本作に参加、
更にはやたらと'80年代臭いポップチューンで
Mauro Paganiのバイオリンが流れ出すに至って混沌は遂に極まります。

おもしれーじゃねぇかこの野郎(笑)。

特段新しいことは全くやっていないのに
近年稀に見る個性派であることに疑問の余地はなく、
この路線を変えることなく後2枚くらいアルバム作ったら
とんでもないモノが出来そうな気がします。
いや、僕は割と本気でそう思っています。
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昨日と今日は普通に仕事 [新譜]

GW前半、予定より多数のCDを仕入れてしまい
しかし買ってしまったものは仕方がないので(?)全部聴きました。
非常に印象的なアルバムが幾つかあって
後半もこの調子でいきたい(まだ増やすつもり)ところです。
因みに僕の部屋は随分前から完全に破たんしています。
床面積がねぇ…どんどん狭くなっていくんだよねぇ(苦笑)。



-さて。

まずは聴き手が理想とするイタリアンロックを
非常に高いレベルで体現した1枚から。

Arrivederci sogni / LA DOTTRINA DEGLI OPPOSTI / 2018
Arrivederci Sogni

Arrivederci Sogni

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Fading
  • 発売日: 2018/04/20
  • メディア: CD


概ね泰然としたテンポが全体を支配する中
粗密の妙に優れたアレンジでもって抒情的なメロディをだだ漏らす様子は
各専門店の叩き文句に書かれている先達の系譜を正しく継ぐもので、
うーん、こりゃたまんねぇな!と思わず口を衝く素晴らしさです。

LA COSCIENZA DI ZENOに居た鍵盤奏者が始めたプロジェクトだそうで、
本作の参加メンバーは恐らく周辺の互助会的人脈に頼ったものでしょう。
特にIL TEMPIO DELLE CLESSIDREのボーカルが聴かせるミドルトーンは
大変に味わい深く、訥々と呟くように歌う場面では
ちょっとAlberto Radiusっぽい感じもあってこれが実に良いんだな。

プロジェクトの名前こそやや捻くれているものの
(正確には分かりませんが英語だと
Doctrine in Oppositionってところでしょうか?)、
これは伝統的にして典型的なイタリアンプログレそのものということで
間違いありません。他に届いたアルバムを差し置いて
3回繰り返して聴いちゃうくらい僕は気に入ってしまいました。
いやー物凄く良いよ、このアルバム。



続いてイギリスもの。



全然嫌いじゃないけれど
でもやっぱり僕は2.0にアップグレードする前の方が好きだった気がします。
今作はちょっと今風に振れ過ぎた感が強いかなぁ、と。

22 Layers of Sunlight / ESP 2.0 / 2018
esp222los.jpg



前作(デビュー作)はメディアがCD-Rで、
我が家のCDプレイヤーと相性があんまり良くなかったので
そんなに回数を聴いていないのですが
もっと古臭い(貶している訳ではなく…ビンテージな、って書けば良い?)
「ロック感」みたいなものが感じられて、
更に客演のDavid Jacksonが加わることで
ちょっと面白い個性を創出していたと記憶しています。

然るに本作ではそうした偏屈な剛直さよりも
スムーズで完成度の高い英国モダンプログレ要素が
全般に勝っているように思いました。
アルバム中盤(4曲目)に配された
“Ride Through Reality”というインスト曲で
各楽器奏者としての「我」が小爆発する場面はあるものの、
僕としてはやや物足りない感じでありました。

これは恐らく創作活動を継続する中で色々と消化(昇華)されて
こうなったのだと思われ、それはちっとも悪いことではないのですが
面白味にはやや欠けちゃった気もするのですよ、
いやホント、ちょっとだけですけれど。

Tony Loweのボーカル(地声とファルセットを往来する節回しとか)が
なんだかEric Woolfsonっぽく聴こえたりもして、
その辺り前作とはまた違った独自性の萌芽も見え隠れするので
この先も楽しみなバンドであることに間違いはなく、
多分次のアルバムが出てから本作を振り返ることで
正しい感想にたどり着けるんじゃないかと、
そんなことを考えた僕であります。



続きを書くのが面倒臭くなってきたのでとりあえず今日はここまでで。

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なんと申しましょうか [新譜]

正直に申し上げますとネタ切れであります。
弾は新旧併せてちょいちょい補充されているものの
ここに書くようなアレでもないかなぁ…なんてのばかりで。



-と、言い訳ばかりしてても仕方がないので



むくつけき髭面どもが繰り出す泣きメロの極致。
これ、発掘盤とかではなくて
先日リリースされたばかりの新譜(EP)です。
うーん、とんでもねぇなコレは(笑)。
おぉ!?って声出してのけぞっちゃったよ僕は。
この、男泣きに泣きまくった末のずたぼろ感みたいなのは
ちょっと凄いよね。

加えてこの人達の特徴として、全部が全部、いちいち物凄くくどい。
もう少し具体的には曲がやたらと長いの。
なんたって上掲曲の6分半がEP収録の3曲の中で一番短いという有様で、
昨年リリースのデビューアルバムにしても
全7曲のうち8分台の曲が3曲もありますからねぇ。
で、それ等がどれもこれも高い整合性でもって
違和感なく聴けちゃうあたり、
もしかしてこのバンド只者じゃないのでは?と思わせる訳ですよ。

楽曲の求めに応じてキーボードを導入することに全く躊躇しないのも
僕的高感度の高いところですが、この点はライブになると
ちょっと物足りない感じがしてしまうかも知れません。

良く見りゃ弦楽器陣は全員多弦だし、
演奏面では案外小賢しいインプットが散見(聴)されますが
そうした諸々をすべて呑み込んでしまう圧倒的抒情性こそが
このバンド最大の魅力でありましょう。

ここのところイギリスから結構面白いバンドが
ちょいちょい出てきているのですが、
そうした中にあってこの人達は頭抜けて良いと思います。
DREAM TROLLって名前は(TROLLのOにウムラウトを付けるお約束も含めて)
ちょっとナニな気もしますが、
それでも覚えておいた方が良いバンドだと確信します。

The Witch's Curse / DREAM TROLL / 2018
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白夜の国からコンバンワ [音楽雑記]

なんというかその、
わしゃもうすぐ死ぬんか(千鳥ノブ風に)?ってくらい
昔のことを思い出したり書きたかったりする今日この頃。
んーいや、多分まだ死なないとは思いますけれども。



先日UNIVERSEの新曲を貼って以降、
ゆるゆると当時のことを思い出しつつ
'80年代前半のスウェーデンものを聴きまくっています。

始まりは伊藤政則が自らのラジオ番組で紹介した
EUROPEの“Seven Doors Hotel”でした。
これはねぇ、これは大変に衝撃的な出来事でしたよねぇ。
それまでも(英国以外の)ヨーロッパ各国のメタルバンドが
細々(こまごま)と国内に紹介されてはいましたが、
この“Seven Doors Hotel”という楽曲の完成度は
あまりに圧倒的だったのです。



王道ハードロックの様式に忠実で、かつオカルト成分強め。
まさに典型的なヨーロピアンへヴィメタルの理想形。
同じバンドが後に“The Final Coundown”なんてぇ曲をやるとは
夢にも思わなかったよな(苦笑)。

原盤はスウェーデンのHot Records、
スカンジナビア地域と米国での配給はEpicが行いました。
然るに我が国でのレコード発売はVictorから。
アルバム原題はバンド名そのままの“Europe”でしたが、
「幻想交響詩」という邦題を付けたのはなかなか気が利いていましたね。

これが1983年のことです。

で、この国内盤が恐らく、相当売れたのだろうと思います。
以降国内各社は北欧モノの発掘に躍起となりましたから。
特にEpic/Sonyは焦ったんじゃないですかねぇ。
他になんか無いのんか!?っつって出したのが、



当然、僕は嫌いじゃないですけれどまぁ、その…ズバリB級だよね。
Sonyが漸く溜飲を下げるのは翌'84年、



スウェーデンではなくデンマークのバンドに救われたのです。
それにしてもこの絵面はかなりアレだなぁ(笑)。
楽器ににシールドが一切繋がっていないのはお約束として、
ステージにはコロガシのモニタースピーカー2つだけで
客席は一体どこから出ている音を聴いているのでしょう?

-'83年に話を戻して。
2匹目のドジョウを狙ったのはなにも大手だけではなく、
また北欧モノに限らずメタルが商売として成立すると踏んだ
国内レコ社は他にもありました。
アポロン音楽工業が'78年に設立したSMSレコードもその一つで、
Far East Metal Syndicate(略称FEMS)という
洋楽メタル専門レーベルを立ち上げ、
ROADRUNNER Recordsのカタログをメインに国内配給を始めたのです。
そのレーベル第1弾リリースがWARLORDの“Deliver Us”('83)と、
SILVER MOUNTAINの“Shakin' Brains”('83)でした。



SILVER MOUNTAINをスウェディッシュメタルの嚆矢にして至高と
考える好事家は多く、勿論僕もその例に漏れません。
この作文ではバッサリ割愛していますが
Yngwie Malmsteen方面からアプローチしても
やはりこのバンドにはブチ当たる訳で、
しかし今に至るまで相変わらずJonas Hanssonはパッとしないままですが。

時を同じくして米国はLos Angelesの
Sunset Strip周辺でもメタルの炎は燃え上がり、
そして絶頂の'84年へと突入する訳です。

えーと、最後に蛇足をひとつ。EUROPEより以前に
スウェーデンのメタルバンドを国内に紹介したレコ社があります。
やっぱりというかなんというか、キングレコードです。
1982年、「白夜伝説」という最高にイカしたタイトルでリリースされたのが



'10年8月26日のエントリーでは「白夜伝説」が
「幻想交響詩」より後に国内で発売されたようにも読めてしまいますが、
その実こっちの方が先のリリースです。

今となってはこのバンドが一番人気あるんじゃないかというw
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最近ふりかけ好いています [音楽雑記]

近所のスーパーで違う味のヤツを2袋とか、
つい買ってしまうのです。





やった!5月再発ですって。
シリーズ作文「再発しないかな?」で取り上げたタイトルが
実際にリリースされると嬉しさもひとしおです
(これは'10年6月21日に書いていました)。
しかし再発が叶った後も元作文はそのままなので
その点あまり芳しくないことになっているのも事実です。
いっぺん整理しようとは思うのですが、正直面倒臭いのよ。

ここ最近、メタルの再発はそこそこの有名タイトルを
再々発、再々々発してお茶を濁すパターンが散見され、
いささかうんざりすることもありましたが
いまだ積極的に重箱の隅の隅を突いてくれるレコ社も
ちゃんと存在するので安心です。

Cult Metal Classicsは先日のKARRIERに続いてCOBRAを2枚出すっていうし
(次はBLADE RUNNER出してくれぇ)、まだまだお楽しみは続きます。



Della Stessa Sostanza Dei Sogni / HOMUNCULUS RES / 2018
Della Stessa Sostanza Dei Sogni

Della Stessa Sostanza Dei Sogni

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 2018/03/23
  • メディア: CD


前作が良かった('16年1月6日エントリー)ので
本作にも手を出してみました。
3作目にしてそこはかとなく漂う大御所感とでも申しましょうか、
自らのアウトプットに対する揺るぎない自信が感じられます。



↑この予告編は、僕はあんまり好きじゃないですけれど。

いやでもこれ、アルバムは(相変わらず)凄く良かったです。
いかにおかしなリズムの、前衛的な楽曲であっても
歌メロだけは徹頭徹尾人懐こく
分かり易いポピュラーミュージックに寄り添っているので
最後まで全く聴き疲れしないのです。
アルバムを聴き終わった後に残る爽やかさも大変に気持ちいい。

前作に顕著だった爆発的なスピード感
(曲のテンポはそれ程でもないのにイメージとしてとても速い)が
後退している点についてはやや残念な気もしつつ
(僕が感じた大御所感の正体は多分コレ)、
うん、これは僕、この先何度も聴くと思います。



そろそろGWの予定を確定したいところです。
そこここのCD屋を廻るという毎度変り映えしないアレなのですが、
一応何日は何処へ、って決めておかないと気持ち悪い僕なのです(笑)。
久しぶりに映画のDVD(Blu-rayじゃなくてDVDってところがもう、ね)も
何枚か揃えておきたいなぁ。
とにかくぐぅたら過ごしてやるんだもんね。

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独りごち [音楽雑記]

今日は年寄りの、くどくど長い昔話です。
いつも通り面倒臭いアレなので無視していただいて結構かと。



カケハシ・レコードの新品CD新入荷を眺めておりますと
MAGNA CARTAの“Lord of the Ages”('73)が目に留まりました。
この頃のRoger Deanってば神懸り的に
素晴らしい絵を連発していたんだなぁ、などと呟きつつ
そういえば僕がRoger Deanに初めて触れたのは
レコードジャケットそのものではなく
画集“Views”('75)であったことを思い出したのです。

(ホワンホワン…という例のSEとともに回想開始)

小学校の中高学年で早くも色々捻くれた糞ガキだった僕は
大して中身も分からないのに
ツルモトルームの「スターログ日本版」を
ちょいちょい買っては眺めておりました。
小学生にとってはなかなか高価な雑誌だったと記憶しており、
さすがに毎号買うって訳にはいきませんでしたが。

このスターログってのはざっくり言えば
古今海外のSFやファンタジーを紹介する雑誌だったのですが、
それ等に関連する商品の通信販売の頁が異常に充実していました。
当然僕はショーケースに飾られたサックスを眺める黒人少年状態です。
-で、そうした頁ではやはりFrank FrazettaやBoris Vallejoの画集が
ドーン!と推されているのですが、如何せん貧弱な日本人の子供には
マッチョなヒロイックファンタジーはあまりピンと来なかったのね(笑)。
けれどそんな中、妙に心に引っ掛かったのがRoger Deanだった、と。

まぁ結局、洋書の画集なんてお値段が高くて買える訳ないんですよ。
加えて小学生にとっては現金書留や口座振り込みなど、
通信販売の手続きもハードルが高かったしね。


…ここで一旦、ちょっと違う話になります。


東京郊外、新宿まで電車で約1時間という場所に暮らしていた僕は
休日友達と子供2人だけで歌舞伎町に映画を見に行ったりしていました。
今考えればよく親が許したもんだよな。まぁ、昔の話です(遠い目)。
んで、終いには独りであの辺をうろうろ徘徊するようになり、
いや、さすがに盛り過ぎな感じになってしまうのでもう少し詳細に記せば、
僕が専ら利用していた西武新宿駅(歌舞伎町に近いのです)には
直結する商業施設「PePe」というのがありました(今もある)。
そのペペには当時テナントとして書店が2軒入っていて、
そこに足繁く通ったのです。

1軒は確か6階、エスカレーターのすぐ脇にあったコミック専門店で
この店の名前がどうしても思い出せないんだよね。
ネットでも調べてみたけれど出てこないなぁ。
勿論いつ頃なくなったのかも分りません。
うーん、物凄いモヤモヤ感(苦笑)。
それこそスターログなんかの扱いもありましたし、
少し時代を下って東京三世社の「少年少女SFマンガ競作大全集」とか、
その手のアレは大体この本屋で買ったんだけどなぁ。

もう1軒は8階全フロアを占める「西武新宿ブックセンター」。
今は100円ショップになっているそうで、まぁ、うん、そうなんだ(嘆息)。
この本屋には洋書の取扱いがあって、
例えばアメコミが段ボール箱に束で突っ込まれた状態で
店の端の方に無造作に置かれていました。
数を買うと割引き率が上がるので、10冊買えば1冊当たり¥100-とかね。
英語なんか全く読めない癖に結構買ったものです。

そして海外の写真集や画集もそれなりの数が書架に並んでいて、
その中にあったのですよ、憧れの“Views”が。
後に輸入盤レコードの臭いを嗅いで顔をしかめたのと同様、
当時の洋書の紙かインクか、なにしろ石油臭くてねぇ。
かなり面喰らいながらも長々と立ち読み(眺め)をして、
これ、誕生日までに売り切れたりしないかしら?と心配したのです。
結果無事に手に入りましたが、まぁ小学生の買う本じゃないわなぁ。

僕はこの画集を飽くまでSFファンタジーアートの作品集として見ていました。
その頃はYESなんてバンドがあることも知りませんし、
Steve Howeの“Beginnings”('75)とか、
なんでこの絵は写真と合成しているの?このギター持ってる人誰!?
などと憤慨していましたねぇ。
子供心にはやっぱりURIAH HEEPやGREENSLADEがカッコ良くて、
一番好きだったのはBILLY COX NITRO FUNCTIONなんですけどね(笑)。

中学生になって悪い友達(?)が出来て、
ロックを聴くようになって初めてRoger Deanがどういう描き手なのかを知り、
また今この歳になって改めてこうしたプロセスを振り返ってみれば
大変に僕らしい、捻くれた前段でもって
ロックというものにアプローチしていたんだなぁ、と、
我ながら妙に感心したりもします。


結論としてはそういう変な子供が居たんだよ、ってことですかね。
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不意にこういうのがどうしても書きたくなるの [泡沫盤]

先日の作文をした後、僕は少しく反省したのです。
ネットで調べたらすぐ情報が出てくるようなヤツじゃ
ここのブログ的にはいまいち駄目なんじゃないかと。
もっとこう、なんか無いのかぇ?っつって
我がCD棚を漁ってみたらこんなん↓ が出てきましたが、
今日はコレいってみましょうか。

Keeper of the Sacred Fire / MEDICINE MEN / 1992
mmkotsf.jpg



さあ、どうだ!?まずそもそも、
僕はなんでこれを買おうと思ったのかがちっとも思い出せません。
どこで買ったのかも全く定かでない。
そして中身について…は意外なことに覚えていて
3曲目の“Shine”という曲がコンパクトなポップチューンとして
良く出来ていたのでそこそこ頻繁に聴いていたのです。
続く4曲目の“Take Me Back”というアコースティックバラードも
割と好きだったなぁ。

全体的にはやや古臭いハードロックを
時代に沿ったサウンドプロダクションで
リバイバルさせたかったんでしょうねぇ。
バンド名からするともっと土着的なアレを想像しがちですが
そういう要素はほぼ感じられず、なんか拍子抜けした記憶があります。
PAUL REVERE & THE RAIDERSの“Indian Reservation”なんて曲を
やっておりますが、これとてネイティブアメリカン「風」なだけで
もしかしてこれは失笑もののカバーなんじゃないの?と。

加えてクレジット周りから分かることはバンドがトリオであること、
ミキシングにPaul Northfieldを起用していること、
そして録音がニューヨークで行われていることくらいです。

で、検索を始めてみたのですが…

本作のリリースはBMG傘下のSAVAGE RECORDSからということで
一応メジャー流通に乗った1枚なのですが
このバンドとアルバムのことは調べてみても殆ど引っ掛かりません。
本当に、どうにもならんくらい出てこない。
メンバーの個人名やらなんやら、色々試みてみたのですがほぼ外れでした。

唯一参考になりそうだったのが何故かChicago Tribuneの紹介記事。
アーカイブには'93年4月22日の日付が入っています。
で、この評が物凄く辛口で厳しいのです。
満点星4つに対して本作が獲得したのは星1つ半。
レコ社はなんでこんなのリリースしちゃったのか?
(意訳)とまで書かれいます。

この評を書いた人も“Shine”だけはイイと言っていますね。
そして“Freeway Runner”という曲は
THE CULTの“Sun King”にそっくりだ、と。
上記“Indian Reservation”については
「馬鹿げたヒット曲の不必要なカバー」と
バッサリ切って捨てられています…ホント、容赦ねぇな(苦笑)。
しかしTHE CULTとの比較はこのバンドの音楽を表すに当たって
かなりいい線を突いていて、
この評者只者ではないぞ、と妙に感心してしまった僕であります。

この記事から判明したのはバンドがモントリオール出身であること。
あぁ、カナダのバンドだったのか。
なるほどPaul Northfieldのクレジットも腑に落ちるなぁ。

-と、そんなところで、以上、お終い。
思ったよりは書けた気もしつつ、
データ面ではあまり役に立ちませんねこりゃ。

僕はこのCD、正体不明のまま今後もたまーに聴くと思います。
だって、そこまで酷くはないと思うのですよ(笑)。
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そうか、子供と学生は春休みか [音楽雑記]

物凄く羨ましいねぇ。



しつこい程に、今日もSAMSON絡みの1枚。
データ的なアレを色々調べていると
関連のナニがふと見つかっちゃったりするのです。

Something Wicked This Way Comes / THUNDERSTICK / 2017
Something Wicked This Way Come

Something Wicked This Way Come

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 2018/02/02
  • メディア: CD


僕が知らんうちにこんなん出てましたわ。
'80年代の音源をまとめた編集再発盤、
“Echoes from the Analogue Asylum”については
'11年12月5日のエントリーにちょっと書いてありますが、
その後は“Beauty and the Beasts”('84)で歌っていた
Jodee Valentineが'16年に亡くなったというのが
物凄く小さなニュースとして僕の目の端に引っ掛かったかどうか…
って感じでした。

そのJodee Valentineの死を契機として
ThunderstickことBarry Graham Purkisは
バンドの再結成を決めたのだとか。
ですから本作は新生THUNDERSTICKがリリースした
復活アルバムということになります。

軽快で、ほのかにパンクの匂いすら漂うロッケンロールは
どの曲もサビがやたらとキャッチーで、
うん、やっている音楽は基本なんにも変わらないのだ。
それもその筈、本作の収録曲(の一部)は
現在まで未発表の2ndアルバム
“Don't Touch, I'll Scream”用に書かれたもので、
現ラインナップによるリレコーディング版なのです。

意外にちゃんとしたコーラスワークも
このバンドのポップ面を良く顕しており、
これは却って今どきの方がまともに評価されるんじゃないか?
なんて思ったりします。



しかし歴代のボーカリストに較べては明らかなアルトボイスで、
ややドスの効いた歌唱スタイルにはちょっとした違和感もあります。
もはや溌剌とした若さは微塵も感じられず、
腰の据わった(世ズレした)大人感が支配的なのは、
これはまぁ仕方がないところでしょうか。

あー、でもよくよく考えてみれば
このバンドの今昔を比較して聴く人はそう多くない(殆どいない)
でしょうから、特段なんも問題はないのか(笑)。
どっちにしろすぐ慣れるし。

一応書き添えておきますが、詰まらない曲も入ってるよ。
僕の懐古の情を刺激する1枚だということでひとつ。



-ついでに補遺を手短かに。
'17年7月11日のエントリーでHIGH ROLLER盤のWARLORDは
なんか1枚足りないんじゃないか?ということを書きましたが、
今頃になって
Live In Athens 2013

Live In Athens 2013

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: High Roller Records
  • 発売日: 2018/01/19
  • メディア: CD


“The Hunt for Damien”('15)じゃなくてこっちでした。
DVDが無い(代わりのボーナスCD有)のはどうなんだ?と思いつつ
スリーブ天辺の“W”マークが欠けっ放しなのは気持ち悪いから
一応揃えましたけれども。

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寒いのか暑いのか、どっちかにハッキリ寄せて欲しいのだ [新譜]

毎年花見の季節に大変混雑する駅を日常利用しています。
週末金曜の夜なんかはもう最悪で、僕は心の中で
くっそうぜぇお前らみんな○ね!と思っています(笑)。
早く帰ってCD聴きたいし本だって読みたいのですよ。
改札機の周りでぐだぐだとたむろしないで欲しいし
ホーム階段の、上りって書いてあるところを
堂々と下りてこないで欲しいのです。
今年のピークは来週からか…。



そんな憂さを晴らす、って訳でもありませんが…

Where Owls Know My Name / RIVERS OF NIHIL / 2018
Where Owls Know My Name

Where Owls Know My Name

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Metal Blade
  • 発売日: 2018/03/16
  • メディア: CD


「虚無の川」ってバンド名は物凄く中2病っぽくてイカすなぁ、と思って。
これは3枚目だそうです。はい、毎度のごとく前の2枚は聴いておりません。
僕はこういう音楽を常時追いかけることに疲れてしまってから随分経つので、
たまに気になったヤツをポツポツと摘み上げる程度のものですから
あんまり真剣に受け取らないで欲しいです(懇願)。
選択基準だってバンド名とかジャケットの絵柄とか、
そういうアレだけなんですから。

しかし今どきメタル界隈で最も楽器の演奏に優れているのは
この手の(サブ)ジャンルの人達なのではないかってくらいみんな巧いよね。
このバンドも弦がたくさんある楽器をギョリギョリと弾き倒しております。



素直にカッコイイと思いました。
トラディショナルなデスメタルの技法と
いわゆるポストロックスタイルの折衷が実にいい塩梅で、
しかし他ジャンルへの接近には余り積極的ではないようなので
飽くまでメタルの範疇に収まっています。
そこここに導入された管楽器(上掲曲には入っていませんが)も
試みとして上手くいっているように感じます。
アルバムを通してこのバンドならではの独自性みたいなものは
正直余り見(聴こ)えてきませんでしたが、
あらゆる面で平均は軽く超えたところにあるバンドだということに
間違いはないでしょう。

曲名が「蟹座」で始まり「山羊座」で終わるアルバム構成っていうのも
なんか意味あり気(多分大した意味はない)で
僕の中2ゴコロを大いにくすぐります。
いや俺、今年で一体幾つになるんだっけか(笑)?



もう1枚メタル。こっちは来月の備忘録。



1stのリマスター再発どころの騒ぎではありませぬ、
33年振りに2ndアルバムが出るんですと。
UNIVERSEについては'16年5月24日のエントリーで触れていますが
まさかまさかの活動再開ですよ。
いや、これはちょっと僕、期待ちゃうなぁ。
サウンドプロダクションはしっかりしているし曲も良さそうじゃん。
そしてボーカル以外は当時のメンツのままってのが嬉しいじゃありませんか。
これは楽しみだー。

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