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実際の事件自体は謎が多いんだよね [新譜]

ここ数週間、非常にめまぐるしくて物凄く疲れています。
昼行灯をたくさん働かせても大した役には立たないってばさー。
そして、今月の作文はこのままノープログレでフィニッシュしそうです。
ちょっとした異常事態かも知れませんが、
まぁその内書きたいことも出てくるでしょう。



My Midnight Things / LIZZY BORDEN / 2018
My Midnight Things

My Midnight Things

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Metal Blade
  • 発売日: 2018/06/15
  • メディア: CD


前作“Appointment with Death”から11年。
クレジットを確認したところ
録音は殆どJoey ScottとLizzy Bordenの2人によって行われており、
要するにパーマネントなバンドの体はなしていないということでしょう。
ツアーの予定はあるようなので
またIra Blackとかに手伝ってもらうのだと思われます。

'00年の復帰作、“Deal with the Devil”及び
“Appointment with Death”('07)は
往年のLIZZY BORDENスタイルに近く、
Blackie Lawlessと並んでアメリカ人らしくないメタルを
演奏しておりました。

然るに本作については楽曲全般にやや変容があって
些か戸惑うところがあります。
なんというか、グラム、ゴスっぽい匂いが強いのですね。
STARWOOD(良く分からないバンドでしたねぇ)ほど
露骨な感じではありませんが、
これをLIZZY BORDENとして聴くのにやや抵抗を覚える人は
多いんじゃないかなぁ。

いや、それにしてもびっくりしちゃうのは
Lizzy Bordenの声の衰えなさです。
ライブを見聴きしていないので
その辺かなり甘い評価であることは否めませんが



いまだにこれだけ歌えりゃ立派なものですよ。

しかしやはり本作について古参の評判は余り芳しくないでしょう。
僕はこういうのもそんなに嫌いじゃないですけれど。
そもそも“Master of Disguise”('89)みたいな
野心作を作っちゃう人なので、
元々音楽的興味の幅が広いのだと推察されます。
そこを楽しめれば及第点、
一方メタルに拘る耳にとっては厳しいアルバムでしょうねぇ。

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燻し銀ブリティッシュロック2018 [新譜]

One of a Kind / DON AIREY / 2018
ONE OF A KIND

ONE OF A KIND

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EARM
  • 発売日: 2018/05/25
  • メディア: CD


ドラマーが交代、ギターもRob HarrisからSimon MacBride
(前作にも一部参加していましたが)に替わっています。
そして相変わらずCarl Sentanceの声や節回しは
若かりし頃のIan Gillanっぽくて、これがなんというか、
聴いていてちょっと複雑な気分になります(笑)。

しかし進取の意気に溢れた
'70年代の古き良きブリティッシュロックを
体現できるミュージシャンは今や絶滅危惧種です。
Don Aireyがその位置に立っているのはちょっと意外な気もしますが
(もっとジャズとか、そっち方面に行きそうな印象があったので)、
こういう人は大事にしないとイカンと思うのですよ。
特にアルバム3曲目“One of a Kind”から
6曲目“Running Free”の流れは実に素晴らしく、
これぞ英国産の醍醐味!と膝を打ちまくりの僕であります。

本作は全般に曲の出来が大変良く、いやこれ何気に傑作だぞ。
この、地味~で渋~い耳触りが堪らんわ。



おまけ盤のカバー4曲(ライブ)については、
僕はあんまり言うことは無いです。
お楽しみはこれもなのじゃ(おっ、みなもと太郎!)って
感じですかね。



Rogue Angels / ROBIN GEORGE / 2018
Rogue Angels

Rogue Angels

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 2018/05/25
  • メディア: CD


本作はドラムをCharlie Morganに頼った以外
全部自分で演奏したそうで、
そりゃあ当然ソロ名義ってことになりますわな。
前作について僕が、もうこの人は新曲書く気ないんでしょ、
と書いた('16年5月27日エントリー)からではありますまいが
“Go Down Fighting”以外は
全部新しい曲のようでちょっと驚きました。

ブルースベースの、やや泥臭いハードロックに
キャッチーなサビが乗るスタイルは
(特に我が国では)一般受けからほど遠いものですが、
しかしこの独特な味わいは一度はまると癖になるのです。

そしてテンポアップしてビートの効いたアレンジとなった
“Go Down Fighting”は本作のハイライトと言って差し支えなく、
勿論Ted Nugentがカバーした際のアレンジとも全く違うので
それぞれを聴き較べるのも楽しい1曲です。



イギリスものを2枚書いてやや分量物足りず。ぐぬぬ…。
しかし他国のヤツを混ぜたくないので今日はこれでお終いです。

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冷蔵庫が壊れた [新譜]

今年はこの手の出費が多くて、ほんと困っちゃうわー。



-ということで前回の続き。

Retrospections Volume III / JPL / 2018
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2015年に出たNEMOの“Coma”('15年9月29日エントリー)を含めると
'14年以降は毎年何かしらリリースしているJean Pierre Louveton。
JPL名義で昨年出た“Le livre blanc”に続く本作は
蔵出し音源の編集盤(タイトルの通りこれが第3弾)です。
このシリーズはギタリストとしてのJean Pierre Louvetonが
好き放題に書いた曲を(過去曲の再録音も)放出している趣で、
各曲のベクトルは結構バラバラにとっ散らかっておりますが
何をやっても性根はロック!という一点において
やはり大変頑固な人であろうことが伺えます。



現在YouTubeには2曲紹介されていますが
こちらは僕の大好きなTHE AWFUL TRUTHみたいなボーカルワークが印象的です。

しかし本作一番の白眉はアルバム終盤、
8曲目に収められた“Ma Comete”という曲で
これは抒情派フレンチロックの名曲であると言い切って良いのではないかと。
いやマジでこの曲は相当凄いと思うのだ僕は。
終曲(9曲目)“Mes Heures Sombres”への流れも良くて、
寄せ集めの編集盤というのがちょっと信じられないくらい。
適当にふむふむ言いながら聴いていたらこの終わり際は大変印象的で、
いやもうこれは全く侮れない1枚であります。



Arca Progjet / ARCA PROGJET / 2018
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GW後半入手のうちの1枚。
これはなんつーか、してやられた感強し。
イタリア人がこの手の音楽をやるとこうなるのか、
と妙に納得しながら何度も聴いてしまうのです。



その安いライトセーバーみたいな
マイクスタンドは一体どこで買ったんだ?
という疑問もふつふつとする映像に乗っかってくるサウンドは
実に大仰な産業ロックスタイル。
あー、この歌メロはASIAの“Here Comes the Feeling”とほぼ一緒だなぁ…
なんて思っていると突如切れ込んでくるソプラノサックスが
聴き手を強引にジャズロック方面に引っ張り、
そうかと思えば直後にバスドラがドカドカ踏み鳴らされるという。

ななな、なんじゃろかコレは!?という当惑。

因みにこのサックスは客演のArturo Vitaleによるもので
ARTI & MESTIERIからはGigi Venegoniも本作に参加、
更にはやたらと'80年代臭いポップチューンで
Mauro Paganiのバイオリンが流れ出すに至って混沌は遂に極まります。

おもしれーじゃねぇかこの野郎(笑)。

特段新しいことは全くやっていないのに
近年稀に見る個性派であることに疑問の余地はなく、
この路線を変えることなく後2枚くらいアルバム作ったら
とんでもないモノが出来そうな気がします。
いや、僕は割と本気でそう思っています。
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昨日と今日は普通に仕事 [新譜]

GW前半、予定より多数のCDを仕入れてしまい
しかし買ってしまったものは仕方がないので(?)全部聴きました。
非常に印象的なアルバムが幾つかあって
後半もこの調子でいきたい(まだ増やすつもり)ところです。
因みに僕の部屋は随分前から完全に破たんしています。
床面積がねぇ…どんどん狭くなっていくんだよねぇ(苦笑)。



-さて。

まずは聴き手が理想とするイタリアンロックを
非常に高いレベルで体現した1枚から。

Arrivederci sogni / LA DOTTRINA DEGLI OPPOSTI / 2018
Arrivederci Sogni

Arrivederci Sogni

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Fading
  • 発売日: 2018/04/20
  • メディア: CD


概ね泰然としたテンポが全体を支配する中
粗密の妙に優れたアレンジでもって抒情的なメロディをだだ漏らす様子は
各専門店の叩き文句に書かれている先達の系譜を正しく継ぐもので、
うーん、こりゃたまんねぇな!と思わず口を衝く素晴らしさです。

LA COSCIENZA DI ZENOに居た鍵盤奏者が始めたプロジェクトだそうで、
本作の参加メンバーは恐らく周辺の互助会的人脈に頼ったものでしょう。
特にIL TEMPIO DELLE CLESSIDREのボーカルが聴かせるミドルトーンは
大変に味わい深く、訥々と呟くように歌う場面では
ちょっとAlberto Radiusっぽい感じもあってこれが実に良いんだな。

プロジェクトの名前こそやや捻くれているものの
(正確には分かりませんが英語だと
Doctrine in Oppositionってところでしょうか?)、
これは伝統的にして典型的なイタリアンプログレそのものということで
間違いありません。他に届いたアルバムを差し置いて
3回繰り返して聴いちゃうくらい僕は気に入ってしまいました。
いやー物凄く良いよ、このアルバム。



続いてイギリスもの。



全然嫌いじゃないけれど
でもやっぱり僕は2.0にアップグレードする前の方が好きだった気がします。
今作はちょっと今風に振れ過ぎた感が強いかなぁ、と。

22 Layers of Sunlight / ESP 2.0 / 2018
esp222los.jpg



前作(デビュー作)はメディアがCD-Rで、
我が家のCDプレイヤーと相性があんまり良くなかったので
そんなに回数を聴いていないのですが
もっと古臭い(貶している訳ではなく…ビンテージな、って書けば良い?)
「ロック感」みたいなものが感じられて、
更に客演のDavid Jacksonが加わることで
ちょっと面白い個性を創出していたと記憶しています。

然るに本作ではそうした偏屈な剛直さよりも
スムーズで完成度の高い英国モダンプログレ要素が
全般に勝っているように思いました。
アルバム中盤(4曲目)に配された
“Ride Through Reality”というインスト曲で
各楽器奏者としての「我」が小爆発する場面はあるものの、
僕としてはやや物足りない感じでありました。

これは恐らく創作活動を継続する中で色々と消化(昇華)されて
こうなったのだと思われ、それはちっとも悪いことではないのですが
面白味にはやや欠けちゃった気もするのですよ、
いやホント、ちょっとだけですけれど。

Tony Loweのボーカル(地声とファルセットを往来する節回しとか)が
なんだかEric Woolfsonっぽく聴こえたりもして、
その辺り前作とはまた違った独自性の萌芽も見え隠れするので
この先も楽しみなバンドであることに間違いはなく、
多分次のアルバムが出てから本作を振り返ることで
正しい感想にたどり着けるんじゃないかと、
そんなことを考えた僕であります。



続きを書くのが面倒臭くなってきたのでとりあえず今日はここまでで。

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なんと申しましょうか [新譜]

正直に申し上げますとネタ切れであります。
弾は新旧併せてちょいちょい補充されているものの
ここに書くようなアレでもないかなぁ…なんてのばかりで。



-と、言い訳ばかりしてても仕方がないので



むくつけき髭面どもが繰り出す泣きメロの極致。
これ、発掘盤とかではなくて
先日リリースされたばかりの新譜(EP)です。
うーん、とんでもねぇなコレは(笑)。
おぉ!?って声出してのけぞっちゃったよ僕は。
この、男泣きに泣きまくった末のずたぼろ感みたいなのは
ちょっと凄いよね。

加えてこの人達の特徴として、全部が全部、いちいち物凄くくどい。
もう少し具体的には曲がやたらと長いの。
なんたって上掲曲の6分半がEP収録の3曲の中で一番短いという有様で、
昨年リリースのデビューアルバムにしても
全7曲のうち8分台の曲が3曲もありますからねぇ。
で、それ等がどれもこれも高い整合性でもって
違和感なく聴けちゃうあたり、
もしかしてこのバンド只者じゃないのでは?と思わせる訳ですよ。

楽曲の求めに応じてキーボードを導入することに全く躊躇しないのも
僕的高感度の高いところですが、この点はライブになると
ちょっと物足りない感じがしてしまうかも知れません。

良く見りゃ弦楽器陣は全員多弦だし、
演奏面では案外小賢しいインプットが散見(聴)されますが
そうした諸々をすべて呑み込んでしまう圧倒的抒情性こそが
このバンド最大の魅力でありましょう。

ここのところイギリスから結構面白いバンドが
ちょいちょい出てきているのですが、
そうした中にあってこの人達は頭抜けて良いと思います。
DREAM TROLLって名前は(TROLLのOにウムラウトを付けるお約束も含めて)
ちょっとナニな気もしますが、
それでも覚えておいた方が良いバンドだと確信します。

The Witch's Curse / DREAM TROLL / 2018
dtwtcc.jpg
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寒いのか暑いのか、どっちかにハッキリ寄せて欲しいのだ [新譜]

毎年花見の季節に大変混雑する駅を日常利用しています。
週末金曜の夜なんかはもう最悪で、僕は心の中で
くっそうぜぇお前らみんな○ね!と思っています(笑)。
早く帰ってCD聴きたいし本だって読みたいのですよ。
改札機の周りでぐだぐだとたむろしないで欲しいし
ホーム階段の、上りって書いてあるところを
堂々と下りてこないで欲しいのです。
今年のピークは来週からか…。



そんな憂さを晴らす、って訳でもありませんが…

Where Owls Know My Name / RIVERS OF NIHIL / 2018
Where Owls Know My Name

Where Owls Know My Name

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Metal Blade
  • 発売日: 2018/03/16
  • メディア: CD


「虚無の川」ってバンド名は物凄く中2病っぽくてイカすなぁ、と思って。
これは3枚目だそうです。はい、毎度のごとく前の2枚は聴いておりません。
僕はこういう音楽を常時追いかけることに疲れてしまってから随分経つので、
たまに気になったヤツをポツポツと摘み上げる程度のものですから
あんまり真剣に受け取らないで欲しいです(懇願)。
選択基準だってバンド名とかジャケットの絵柄とか、
そういうアレだけなんですから。

しかし今どきメタル界隈で最も楽器の演奏に優れているのは
この手の(サブ)ジャンルの人達なのではないかってくらいみんな巧いよね。
このバンドも弦がたくさんある楽器をギョリギョリと弾き倒しております。



素直にカッコイイと思いました。
トラディショナルなデスメタルの技法と
いわゆるポストロックスタイルの折衷が実にいい塩梅で、
しかし他ジャンルへの接近には余り積極的ではないようなので
飽くまでメタルの範疇に収まっています。
そこここに導入された管楽器(上掲曲には入っていませんが)も
試みとして上手くいっているように感じます。
アルバムを通してこのバンドならではの独自性みたいなものは
正直余り見(聴こ)えてきませんでしたが、
あらゆる面で平均は軽く超えたところにあるバンドだということに
間違いはないでしょう。

曲名が「蟹座」で始まり「山羊座」で終わるアルバム構成っていうのも
なんか意味あり気(多分大した意味はない)で
僕の中2ゴコロを大いにくすぐります。
いや俺、今年で一体幾つになるんだっけか(笑)?



もう1枚メタル。こっちは来月の備忘録。



1stのリマスター再発どころの騒ぎではありませぬ、
33年振りに2ndアルバムが出るんですと。
UNIVERSEについては'16年5月24日のエントリーで触れていますが
まさかまさかの活動再開ですよ。
いや、これはちょっと僕、期待ちゃうなぁ。
サウンドプロダクションはしっかりしているし曲も良さそうじゃん。
そしてボーカル以外は当時のメンツのままってのが嬉しいじゃありませんか。
これは楽しみだー。

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事実と虚構を再構成する [新譜]

今月はコレだっ!てCDがあんまりない気がして…とか、
そういう適当なことを書いたらいけないのだ(猛省)。

The Age of Insanity / THE C:LIVE COLLECTIVE / 2018
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Clive Mittenが新しいプロジェクトで突然のリリース。
もっとも突然というのは僕個人が感じただけのことで
プロジェクト自体は'16年の秋頃にスタートしていたようです。
アルバムの中身は“The Fifth Estate”と題された4部構成
(うち3パートはインストゥルメンタル)の大作+1曲で
トータル約1時間のランニングタイム。

“The Fifth Estate”は初期TWELFTH NIGHTのインスト曲を
今様にアップデートして大筋の起承転結を加えたような作風。
これが大変に興味深く、聴き込みにやや集中力を要するものの
後半に向けて徐々に盛り上げる手練はやはり見事で
僕のプログレ耳を大いに刺激します。

で、その“The Fifth Estate”のPart Oneには歌が入りますが
この副題が“The Dictator Speaks”…
コアなTWELFTH NIGHT好きにはピンと来るかも知れませんけれど
これは“We are Sane”そのものなのです。
なればアルバムを締めくくる“This City is London”ってのも
だいぶ怪しい曲名で、やっぱりこれも“This City”の改題でありました。
言うまでもなく(?)この2曲はTWELFTH NIGHTの“Fact and Fiction”
('82-'16年12月1日エントリーに少しだけ書きました)
に収録された曲で、
どうやらClive Mittenは当時の自ら(とGeoff Mann)の音楽を
再解釈して新たにアウトプットし直そうとしているんですね。

そんなもん、僕が褒めなくてどうする!?って話じゃん。

しかも“This City is London”を歌っているのはJames Mannという人で、
そこここの節回しや声質がGeoff Mannとほぼ丸っきり同じなのです。
James Mannの出自についてはどこにもアナウンスされていませんが、
これはもう縁の人ってことで間違いないでしょ。

こーれはさー、これはちょっとズルいよねぇ、
などと呟きながらCDを繰り返し繰り返し聴いております。
なんならClive MittenはD&B的な何かも模索しているようですが、
うん、あんまりそれは…僕は(全く)感じなかったですね(笑)。
これは実に、元祖ポンプロックが居直りよろしく現代に叩きつけた
挑戦状みたいなものですよ。涙が出るほど素晴らしいじゃありませんか。

この秋には更に関連の2枚組を出すと言っていますし、益々意気軒昂です。
恐らくはこの2枚組を待たなければClive Mittenが標榜したものの
全体像は見渡せないと思われ、
要するに今年はこの人の音楽に引っ張られる1年になっちゃった訳です。
まぁなんだかんだ諸々ひっくるめて
非常にインプレッシブなプロジェクトであることに
もはや疑問の余地はありませんから
僕としては徹底的に付き合う所存でありますが。



ちょっと慌てて書いたので作文としてはあんまり良くないけれど、
LAZULIの新譜よりまずこっちを書かずにはおれませんでした。
逆にLAZULIは今のところ何を書いたらいいのか分かりません。
とても良いアルバムには違いないのですが。
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どんどん視力がダメになる [新譜]

2年ちょいで眼鏡の度が合わなくなってしまった…。



Vier / PERFECT BEINGS / 2018
Vier

Vier

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 2018/01/26
  • メディア: CD


うーん、こりゃ実にとんでもない1枚ですな。
あれやこれや、プログレの美味しいところを全部摘んできてかき混ぜた後
今様のサウンドプロダクションでアウトプットしてみました的な。
物凄い密度で70分オーバーの尺を思い切りぶつけてくるので
聴いている方の集中力が試されるところもあり、
僕のようなぼんくらには些か優しくないのも事実であります。



しかしこれは僕がとやかく書かんでも他で絶賛されるでしょう。
まさに超弩級のプログレアルバム。
バンドがキャリア3枚目にしてものした一大傑作です。



Out of Atlantis / HOLLOW EARTH / 2017
Out of Atlantis

Out of Atlantis

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Kommun2
  • 発売日: 2017/11/16
  • メディア: CD


こっちはこっちでまた、ど偉く典型的なオールドスタイル。
SOUND EFFECT RECORDS絡みでスウェーデン産とくれば
当然AGUSAの名前が思い浮かぶ訳ですが、果たしてそれで概ね間違いありません。
ボーカルが入る分こっちの方が聴き易いかも知れませんが、
逆にちょっと安っぽい感じもしたりして。
あぁ、AGUSAって本当に硬派なバンドなんだなぁ、と
そんな感想になってしまう僕であります。



うん、ちょっと迫力に欠けるんだな。
しかしGHOSTをもっと古臭いサイケ方面に寄せてみたって解釈なら
かなり楽しく聴けるので、これはこれでアリなのです。
…あ、そう言えば僕ぁまだGHOSTのライブ盤買ってないや…。



Close To Vapour / FRACTAL MIRROR / 2018
Close to Vapour

Close to Vapour

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 2018/03/02
  • メディア: CD


まずは歌モノとして、楽曲の出来が非常に良い。
肝心のボーカルがやや弱いのですが
歌い手が専任じゃないので致し方なし。



そしてミキシングでやや沈みがちながら
かなり多彩な音色の鍵盤が全編に散りばめられていて、
やはり多勢の耳はメロトロンサウンドに向かいましょうが
個人的にはエレピやグロッケンの使い方がとても上手いと思いました。
なにしろプログレらしい音ってものを良く分かっている。
それも上掲映像を見れば瞭然で、
若いミュージシャンにはない老獪さの発露ということですね。
あ、これは褒めてるつもりです。



それぞれの方向性はかなり異なるものの、どれも面白いアルバムでした。



-あ、それから。
Phil Lanzonのソロ('17年11月9日エントリー)は
お陰様で昨日amazonから無事にCDが納品されました。
めでたしめでたし。

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東ハトの忍者ふわ丸が異常にうまいのにあんまり売ってないという(超デブ) [新譜]

3月のROCK CANDY再発は
NUTZ('14年1月31日エントリー参照)2タイトル、
LEGS DIAMOND3タイトルにMORNINGSTAR2タイトルだそうで
うーん、実に渋いねぇ(笑)。
リマスターされてるしボーナストラックもあるみたいだし、
NUTZとMORNINGSTARはいっとかないと駄目だろうなぁ。
いや、別にダメってことはないのでしょうけれども。





Return Home / NINE SKIES / 2017
nsrhm.jpg



一抹の不穏さを孕みつつも穏やかに滑り出す導入部から
弾けるようなリズムの本編に至る1曲目の掴みは大変素晴らしく、
これはかなりイイんでないかぇ?と。
続く2曲目の、
溢れる抒情を意識的に抑制したマイナーメロディも絶妙で
しかしやっぱり部分的にどこか捻くれている辺りの面倒臭さは
いかにもプログレの面目躍如といったところでしょうか。



演奏の技巧に相当の自信があって、
なお且つバンドの守備範囲が広範に渡ることは
やや散漫な各曲の方向性から容易に想像できます。
本作は1枚目ということで、今後ベクトルが絞られるのか
このままとっ散らかっていくのかに注目したいところです。
個人的にはこのバンドはあんまり小ぢんまりせず、
多少まとまりに欠ける感じで突き進んだ方が
面白いんじゃないかと思います。

このバンドにとって表現の自然な形が英語詞であるならばそれで良し、
しかしそうでなければ母国語(仏語)で歌う曲も聴いてみたいところです。
今どき、歌詞が英語である必要ってあんまり感じないのですよ僕は。

他にも曲終わりを些か乱暴なフェードアウトで締めてみたりとか、
幾つか気になるところもあるにはあるんです。
しかしそれでもなお、
このバンドは今後の注目株筆頭と言って良いんじゃなかなぁ。
先日BAD DREAMSのことを書いた際は
小賢しいことをやらないのが良い、としましたが
このバンドの場合は小賢しさ全開なのがとても良いのです。

なんにせよ本作が括目(耳)に値する1枚だということに間違いありません。





そういえば新宿レコードが下北沢に移転したそうで、
なんか良くわかんねぇな(笑)。
「新宿レコード」という名前に感じる重さはそれぞれでしょうから
僕なんかがとやかく言うべきでないことは承知しています。
現実論として屋号の変更は諸々面倒だし、リスクも伴いますからねぇ。
その辺含めての「良くわかんねぇ」ということでひとつ。
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もう、ホントに雪はイヤなのよ [新譜]

あれ?そう言えば珍しく去年はなにもリリースがなかったんだっけ?
…と思いましたが

The Valley of Tears - The Ballads / MAGNUM / 2017
VALLEY OF TEARS-THE BA

VALLEY OF TEARS-THE BA

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: STEAM
  • 発売日: 2017/01/06
  • メディア: CD


これ出してましたね。過去作のバラードをまとめた企画盤。
“Sleepwalking”('92)がずっと廃盤ですから“Broken Wheel”が
(再録音版ではありますが)聴けるのは嬉しいところですね。
ただ、オリジナル版は録音がやや安いのですが素朴な感じがとても良くて、
本作収録のバージョンはやや華美に過ぎるかと…
あー、これは僕の個人的感想ですがね。

-いや、そうでなくて。

Lost on the Road to Eternity / MAGNUM / 2018
Lost on the Road to Eternity

Lost on the Road to Eternity

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Steamhammer
  • 発売日: 2018/01/19
  • メディア: CD


こっち、新譜が届きましたって話ですよ。



なんでこの曲でPV作ったのか良く分かりませんが
(正直そんなに良い曲だと思わないもの)、
アルバム全体が再結成直後の“Breath of Life”('02)や
“Brand New Morning”('04)の線に近いことを示すという意味では
分かりやすい選曲だとは言えましょう。

中盤、アルバムタイトル曲の“Lost on the Road to Eternity”に
至って漸く、あぁ、コレが聴きたかったのよぅ、
ってなるのですが、次に流れるのが上掲映像の曲なので、
うーむ、なかなかどうして…。
更に付け加えると“Lost on the Road to Eternity”についても
客演のTobias Sammetは要らなかったでしょ。
普通に全部Bob Catleyが歌えば良かったのに。

話変わって、僕はこのバンドにHarry Jamesのドラムは
合わないんじゃないか?と常々思っていたので、
本作でのメンバーチェンジには密かに期待しておりました。
詳しい記述が今のところどこにも見つからないのでアレなんですが、
Lee MorrisってあのLee Morrisですよね?
MARSHALL LAWからPARADISE LOSTへ華麗に(?)移籍したものの、
'04年の脱退後はあんまり見掛けなくなってしまった人。

この人の本作におけるドラムは
ちょっと往年のKex Gorinっぽい感じを醸し出していて、
これは好感度がかなり高かったです。
アルバム終盤、“Glory to Ashes”辺りの
ややもっさりと重たい感じとか、おっ!巧いなぁって感心します。

トータルでは楽曲のベクトルがやや拡散気味
(実は範囲はそんなに広くないけれど)なので
我が国のMAGNUMファンは概ね厳しい評価を下すのではないでしょうか。
僕はまぁ、“Breath of Life”とかも普通に好きなので
本作もそんなに駄目だとは思いませんが。

MAGNUMというバンドのアウトプットに変化が求められていないということは
本人達も重々承知しているところでしょう。
しかし同じことばっかりやっていたらそりゃあ飽きちゃうでしょうし
(キャリアに比して本当に多作なバンドだしね)、
本作に於いてはやや「そっち側」に振れたってだけのことではないかと。

それよりなにより。
Bob Catleyは今年で…げっ!な、71歳!?
いやー、今のうちに呼んでおこうよ、マジで。

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