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あんまりイタんでない気もするが [故人を悼む]

Zeno Rothが亡くなったそうで。生涯のリーダーアルバムは5枚
(多めに数えて。2枚は寄せ集めの編集盤だもんな)。
アニキの3枚目への客演をデビューとすれば、
'85年からのキャリアでたったの5枚しかないのです。
外部に向けてたくさん曲を書いた訳でもなし、
スタジオ仕事に精を出した訳でもなし。
本を書いたとかって話もありましたけれど出版された形跡はないし、
この人は一体どうやって飯を食っていたのでしょう?
兄貴はなんだかんだ、ライブやってる分まだ現役感はあるわいな。



Uli Rothが徹底してオールドスタイルを貫いているのに対して
弟の方は曲(メロディ)の求めに応じた「緩さ」を
許容する柔軟性がありました。

今後、お蔵出しの音源が出てくることに期待する向きもありましょう。
兄ちゃんがなんかやるみたいなことを言っているらしいし。
そりゃあ、聴けるなら僕だって聴きたいですよ。
…だけどねぇ。
これ、出てくるまでに何年掛かると思う(苦笑)?

Uli Rothもさぁ、ヒトのことに構っている場合じゃないでしょうよ。
“Symphonic Legends”は序章から1章まで12年。
で、1章がリリースされてから今年で10年ですよ。
産まれた子供が大学出て就職するっつーの。
後2枚、ちゃんと出るのかね?

どうしてもこの兄弟にはその寡作ぶりについて
文句を言いたくなってしまって誠に申し訳ありません。
兎にも角にも-故人の冥福を祈って、合掌。
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我ながらよう見つけるもんで [故人を悼む]

昨日amazon.でこんなの ↓を。

The off the End of the Pier Show / MARC CATLEY & GEOFF MANN / 1991
The Off The End Of The Pier Show by Marc Catley & Geoff Mann

The Off The End Of The Pier Show by Marc Catley & Geoff Mann

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Plankton Records
  • メディア: CD


Fine Difference / MARC CATLEY & GEOFF MANN / 1992
Fine Difference

Fine Difference

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Plankton Records
  • 発売日: 2015/12/26
  • メディア: CD


この、ジャケットの上っ端が水色のヤツ、
最近ちょいちょい手にする機会がありますけれど
これはなんなんでしょうかね?
メディアはCD-Rなので、なんかちょっと胡散臭いアレなんですか?
あー…まぁそんなんどうでもいいか。

-で、んがっ!とか豚っ鼻を鳴らしつつ即ポチしまして、
その後我が家にあるGeoff Mannのアルバム(TWELFTH NIGHT脱退後)を
聴いておりました。



In One Era / GEOFF MANN / 1994
gmioe.jpg



アルバム“I May Sing Grace”('84)と
“Psalm Enchanted Evening”('86)からそれぞれ1曲省いて
合体させた編集盤CD。Cyclops Recordsからのリリース。
カタログとしてはもう長い間死んだままです。

僕は“I May Sing Grace”のオリジナルレコードを
渋谷のTOWER RECORDSで買ったのを覚えています。
当時TOWERは東急ハンズの近く、
今はサイゼリヤが入っているビルにあったのだ。

中身はと言えばホームレコーディングの貧乏臭いサウンドで
良く分からないジャンル(少なくともプログレ/ポンプではない)の曲を
やっています。一部の楽曲ではやっぱりU2っぽい感じがあって、
当時いかに大きな影響力を持っていたのかが伺えます。

あ、この人プログレじゃなかったんだ
(なんとなくそうじゃないかとは思ってたけれど)、という落胆。
しかしそれを差し引いてもなお魅力的な声色と歌唱。
“I May Sing Grace”のベースはちょっとClive Mittenっぽいので
TWELFTH NIGHTからの地続き感もあり、
今でもときたま急に聴きたくなることがあります。



Ministry of the Interior / EH! GEOFF MANN BAND / 1991
egmbmoti.jpg



MUSIC FOR NATIONSからのリリース。再発されていないので当然廃盤です。
やや整ったプロダクションでかなり商用に近い線のロックをやっています。
Geoff Mannモノの中では聴き易い1枚ということになりましょうが、
この人の創作に深くのめり込んだ耳からすると
やや物足りなく感じてしまうかも知れません。



Casino / CASINO / 1992
casinocasino.jpg



まぁコレは国内盤も出てたしねぇ。録音メンツもかなり豪華だし、
音だけ聴いてりゃ普通に良く出来たポンプロックですよ。
でも、これって実はGeoff Mannの本質とはやや遠いところにある
音楽だったように思うのです。
というのも、同年リリースの



Second Chants / GEOFF MANN / 1992
gmsc.jpg



このソロ名義の1枚があまりにも素晴らしく、CASINOとどっち選ぶんだ?
って言われたらどう考えたってこっちな訳です。
…あ、このアルバムも全然プログレ筋ではないのでその点は誤解なきよう。
“Casino”と“Second Chants”の2枚はオランダSIから出ましたが、
現状本作についてはほぼ黙殺状態なのが実に悲しい。



↑ アルバム中では珍しく、割とちゃんとした歌モノ。



'90年代初頭はGeoff Mannが自らの立ち位置を確認し踏み固めた時期であります。
で、さぁこれから!って時に('93年)亡くなってしまったので
実になんとも、遣る瀬ないことよのぅ。

僕んちのGeoff Mannカタログは未だ歯抜けがありますからその全貌について
云々することは出来ませんが、歌い手という立場に留まる事をよしとせず
もっと広範な表現に立ち向かった人であるというのは間違いないでしょう。
なので、総体としてこの人をプログレのボーカルとして評価するのは
結構難しいんじゃないかと思います。

…しかしなんだ。亡くなってからもう25年も経つのかぁ。
これは[故人を悼む]に分類しておきましょうかね。

故人の冥福を祈って、合掌。

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そして誰も居なくなった [故人を悼む]

以前ここに書きましたが、かなり前のことなのでもう一度書いておきます。
虎は死んでも皮のこす、ミュージシャンは死んでもレコードがのこる。
という名言を吐いたのは「マカロニほうれん荘」の金藤日陽であります。
このキャラクターがマツコデラックスに及ぼした影響は
決して少なくないと僕は思っているのですが、
誰も聞いてくれないので確かめようがありません。



Classic Albums:Ace of Spades / MOTORHEAD
クラシック・アルバムズ:エース・オブ・スペーズ [DVD]

クラシック・アルバムズ:エース・オブ・スペーズ [DVD]

  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックアンドビジュアルズ
  • 発売日: 2012/09/12
  • メディア: DVD


この傑作ドキュメンタリーの中でEdiie Clarkeは
“Ace of Spades”という曲について
ロックのスタンダード。子供の頃に憧れつつも決して思いつかなかった曲を書けた。
ロックで大金を稼いだ奴は大勢いるが俺は“Ace of Spades”の方を取る。
俺が死んでも永遠に残る曲だから。
と語っています。

…なんてカッコイイんだろう。



あー、FASTWAYがLOUDPARKに来たのって、もう11年も前('07年)だったのか。



Dave KingじゃなきゃFASTWAYじゃねぇ!とか、コメント欄は散々ですが(苦笑)。
ドラムもヨレヨレだしね。でも、僕はコレを生で見たことを一生自慢すると思います。
あと、Toby Jepsonの名誉の為に書き添えておきますと、スタジオ盤は最高ですから。



“Trick or Treat”('86)を含めて、
CBS Columbia期のアルバムを紙ジャケで出すとかしないかなぁ…。



キャリアに比してスタジオレコーディング作は思いの外少ない人です。
客演もそれほど多くありません。



最終的にこっちに向かったのは、この世代のギタリストの宿命であったのでしょう。



-故人の冥福を祈って、合掌。
…やっぱりさぁ、冬ってのは生き物にとって危ない季節だよね。
ちょっと気を抜くとすぐ命を奪いに来るもの。





閑話休題。
Universalのメタル¥1,000-再発(3月14日)65タイトルは玉石混交ながら
MCA期のVOI VOD 3枚とARMORED SAINTの“Raising Fear”((87)が
含まれているのが大変嬉しく、
しかしこの辺のタイトルは全くリマスターされていない模様。

あー、それから従前紙ジャケで再発したタイトルは僕なら全部外します。
替わりにMCAならAXEの“Living on the Edge”('80)や
HANOVERの“Hungry Eyes”('85)、
そしてDon Aireyの“K2”('88)は絶対リストに載せるでしょう。
個人的には全くいらないけれどPRETTY BOY FLOYDとか
LILLIAN AXEを出したら喜ぶ人だって少なからず居る筈です。

要するに、他にも弾はたくさんあるのだから
Sammy Hagerばかりそんなに何度も出し直さなくてもいいんでないかい?
という老婆心で、ハイ、申し訳ありませんねぇ。

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厚手のコートを出しました [故人を悼む]

Malcom Youngの逝去に当たっては
およそハードロック、メタルギタリストと呼ばれる全ての人が
追悼コメントを出しているんじゃないか?って感じですな。
確かに巧いギタリストだったのでしょうけれど
リズムギターの役割ってのは素人耳になかなか分かりづらく、
僕は未だにこの人のギターの凄さってのが認識できずにおります。

-しかし。
先月兄弟の五男であるGeorge Young
(AC/DCの2人にとっては直上のお兄さん)が亡くなったばかりで
Angus Youngの悲しみいかばかりかと察するに、これは辛いよねぇ。



George YoungはプレイヤーとしてはMalcomと同様リズムギターでした。
この曲はメタル方面にはGary Mooreのカバーでご存知の方も多いかと。
同じくDavid Bowieのカバーが一般的には耳馴染みがありましょうかね。

AC/DCとの仕事で言えば



外部プロデューサー(Robert John“Mutt”Lange)を起用して馬鹿売れし、
セルフプロデュースでの低迷を経た後久し振りにVanda & Youngの名前が
クレジットされた本作の印象が強く残っています。
シンプルにして明快なロッケンロール。まさにこれこそ原点回帰よね。

-故人の冥福を祈って、合掌。



話は変わってポンプロック方面、
MULTI STORYの2枚組ライブとか僕が書かないとイカン気もしたのですが
ちょっとなかなかに厳しいアレでして、これは書けませんです(苦笑)。
1stアルバムの曲には物凄い郷愁の念を抱きますものの、
うん、まぁそれはスタジオ盤を聴いてりゃええわいな。

ということでプログレは作文のネタがありません。
今週はちょいちょい時間が取れそうなので
実店舗を見てまわって来ようと思います。
なんかいいタイトルがあればいいんですけれど。
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四十肩にはならねども [故人を悼む]

か た が イ テ ェ ! …これが噂の五十肩ってヤツか。
どうやら既に慢性期に入ったようで、中途半端な鈍痛が非常にイラつくのだ。
利き手のほうの肩だけってのがこれまた微妙で、
あーもう、なんかこう、なんとかならんもんかねコレは。
しかし歳をとるってのはこういうことなんだよなぁ、と
ちょっとしみじみしたりもして。





うひょ~、こりゃモロにTony Martinが歌ってた頃のSABBATHを彷彿とさせるじゃないか!
っつってほくそ笑んだのはつい最近、去年終わりことでしたが…。



このバンドに劇的な要素を持ち込んだのは勿論Ronnie James Dioその人ですが、
控え目に主張する鍵盤も必要欠くべからざる要素であったと小さな声で断言しておきます。



このショボ面子(失礼)でBLACK SABBATHの看板をキープ出来たのも
9分9厘Tony Iommiがその役割を担った訳ですが、
残りの1厘はGeoff Nichollsのお陰であったと思うんですよ僕は。



Tony Iommiプロデュースによる本作のリリースは'77年。
丁度40年前のことになります。
その後SABBATH関連以外の仕事は殆ど記録されておらず、
非常に忠誠心の高い人だったんではないですかねぇ。



これの作曲を手伝ったというのがせいぜいで
(実際に鍵盤を弾いてるのはDon Aireyだし)、
上掲QUARTZデビュー作のレコーディングセッションには
Brian Mayが参加していた(レコードには未収録)という事実もあって、
なかなかに付き合いの狭い感じは非常に親近感の湧くところです。

Geoff Nicholls。2017年1月28日、肺がんによって68歳で死去。
-合掌。



John Wettonについては…僕が書かんでも他でみんな書くでしょ。
勿論僕にとっても非常に思い入れの深いミュージシャンではありますが、
長々と作文したところで僕らしい切り口にはならない気がするのです。



“Rock Puzzle”('79)のリリース後、
Andre BalzerやChristian Beyaの脱退によりバンド崩壊に陥ったATOLLの残党が
John Wettonとセッションしたのは'80年頃のことだったようです。
まぁこれ、見事にASIAのプロトタイプであります。
もっとまんまの“Here Comes the Feeling”と他1曲、
計3曲のデモが“Rock Puzzle”の再発盤にボーナスとして収録されています。

元々はATOLL側がバンド建て直しのために仏ツアー中だったUKのWettonに
次作のプロデュースを依頼したってことらしいのですが、
結果としてその次作がリリースされることはなくそのままバンド解散、
一方のJohn Wettonはこのセッションで得たアイディアをASIAに持ち込んで
空前の成功を収めることになったという訳です。

まぁなんつうか…ほら、やっぱり微妙な話になっちゃった(苦笑)。
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やっと冬が来た感じ? [故人を悼む]

んー、僕はDavid Bowieに特段の思い入れはないのですが
しかしそれでも、フリッパートロニクスなんていう胡散臭いサウンドデバイスを
きちんとポピュラーミュージックに組み込んで成立させたのはこの人だけでしたからねぇ。
勿論Brian Enoの貢献も大きかったのでしょうが、
いわゆるジャーマンエクスペリメンタルに傾倒していた時期にあって
“Heroes”という曲の持つ大衆性は、ちょっと他には真似できない凄さがありますよね。

…なんて、それらしいこと書いてますがほぼ適当です。



Overnight Sensation / MOTORHEAD / 1996

motorhead.jpg

配給元を転々としつつChiswick、Bronze RecordsとGWR、
そしてEpic Records在籍時のカタログはまぁまぁ手に入る現在ですが、それ以降がねぇ。
具体的には“Bastards”('93)から後ということになります。
ですから本作も今は廃盤状態のようで、んー、なんだかなぁ。
しかし、バンド活動を総体的に俯瞰して
これ程レコード会社に恵まれなかったバンドというのも
ちょっと珍しいのではないでしょうか。
Bronzeの倒産、自ら興したGWRの不振、Epicにかこわれた不遇…
結構キツかっただろうと思うのですけどね。

本作は'96年リリースの、スタジオ作としては13枚目ですか。
Wurzelが脱けて、久々トリオ編成に戻ってのアルバムということで
相当に気合いの入った1枚という印象です。
ジャケットにお馴染みのSnaggletoothを配さず
メンバーの写真を使うのは実に“Ace of Spades”('80)以来のことであり、
うん、アピアランスとしては正直ちょっと地味ですけどね。
なにしろこのアルバムは楽曲の充実度が非常に高いのですよ。



これはアルバム最後の曲。タイトル曲の“Overnight Sensation”もそうなんですが
まさかMOTORHEADのCDからアコギがジャカジャカ聞こえてくるとは思わなかったので
相当びっくりしましたけれど、これも含めて本当に良い曲ばかり入っています。

-えーと、それから。
Bill Laswellを“Orgasmatron”('86)のプロデュースに起用したり、
実はLemmyってサウンドのアウトプットについては常に試行錯誤を
繰り返していた節があるのですが、僕はこのアルバムで初めて
Lemmy自身が納得するMOTORHEADサウンドが鳴ったのではないかと考えます。
“Bastards”からプロデュースを務めるHoward Bensonが
3枚目にして漕ぎ着けたのはそれまでのMOTORHEADのレコードから聞こえた全てを
集大成したようなサウンドで、これが実に気持ちいいんだなぁ。

以降のMOTORHEADのスタジオアルバムから聞こえてくる音の基準というのは
全て本作で確立された気がするのですよ、僕は。

MOTORHEADのディスコグラフィについては
The Motorhead Collector's Guide

The Motorhead Collector's Guide

  • 作者: Mick Stevenson
  • 出版社/メーカー: Cherry Red Books
  • 発売日: 2011/07/15
  • メディア: ペーパーバック


これ1冊あれば'10年以前の盤についてはほぼ完璧に網羅されていると思います
(モノクロながら図版も多いので、見ているだけでもとても楽しい本です)。
まぁこれインチキ臭いタイトルがもの凄い数ありますから
それらも含めて全部というつもりはありませんが、
せめて巷間正規リリースだと見做されているものについては
普通に手に入る状態であって欲しいです。



…今日の作文はやけに「てにおは」が難しかったです。
割と頻繁に感じることではあるのですが今日はなんか、特にね。
読む方も読み辛いんじゃないかと…すみません。
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…… …… [故人を悼む]

そりゃないよLemmy。
せっかくの正月休み、ちっともめでたい気分になれないじゃんか。



自分で歌う曲じゃないからって思いっきりおセンチな歌詞書いてまぁ…畜生、こりゃ泣けるなぁ。
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…… [故人を悼む]


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ぼーっとしがちな毎日 [故人を悼む]

ある程度の確率で予見可能な未来の出来事については、
それに対して覚悟を決める時間的な余裕があれば
それなりに自分を納得させることができるだろう…
とタカを括っていたものの、実際にその時が近づいてみると
精神衛生に何かしらの変調をきたすものですね。

今年に入ってから色々気に病むことが多くて、ちょっと滅入ってます。
なんか気が付くとCDとか、他にも余計な物をポチポチしちゃって(苦笑)
うん、僕、些か動揺しているんだろうな。

と、なんのことやら思わせ振りで申し訳ありません。



去る16日、Ray Kennedyが亡くなっていたようです。

一般には(古い話ですが)八神純子の「パープルタウン」騒動、
メタル界隈では(これまた古い話で)スーパーロック'84出演のMSGに
助っ人で参加して、物凄いパフォーマンスを披露した人として有名ですね。
もう少しマニアックなスペックとしては(更に古い話になりますが)
BEACH BOYSの“Sail On, Sailor”('73)を書いたうちの一人だったりします。

殊にMSGの一件は非常に評判が悪く、あちこちでボロ糞に叩かれました。
日本におけるその後の評価に大きく影を落としているのは間違いないでしょう。
当時ガキだった僕は西武球場で実際に目撃しているのですが…
とにかく暑くて朦朧としていたので、良く覚えていなかったりします(苦笑)。
しかし、そこ迄悪く言うようなデキだったかなぁ?
とも思うのですよね。
畑違いの一発屋がのこのこメタルに首突っ込んで来やがって!
という、当時の業界の悪意が相当なバイアスを掛けていたんじゃないか?
と、これは捻くれ者の邪推ですが、なんか当たらずとも遠からぬ気がします。

さて、そんなRay Kennedyですが僕よりもう少し年嵩の方々の中には
KGBなんてバンドを思い出す人も居られるかと思います。

KGBはレコ社(MCA)の仕掛けで結成されたバンドで、
割と黒っぽいノリの音を出していました。
ここでCarmine Appiceがドラムを叩く必然性ってナニ?
とか思ってしまって、僕は余り好きじゃなかったです。
もっとも、Ray Kennedyの出自としては
そういうスタイルの方が正解だったのですが。

'76年に2枚のアルバムをリリースしてKGBは消滅、
Ray Kennedyは'80年に「ロンリー・ガイ」を含むソロアルバム
“Ray Kennedy”を発表します。このアルバムはDavid Fosterや
TOTOが絡んでいたということで結構話題になりました。
ブルーアイドソウルからAORへの華麗なる転身ですな。
で、この辺の尻の軽さがメタル一徹の人達に疎まれたのではないかと。

そして時系列を下って次の話題がMSG…とはいかないところが
ここのブログの真骨頂でございます。

KGBより遡って'74年、
この人がDe Palmaの「ファントム・オブ・パラダイス」挿入歌として
“Life at Last”を吹き込んだのは割と知られている事実ですが(?)、
実はもう一本、映画の劇終においてその歌声を響かせているのです。

その映画のタイトルは“Uncommon Valor”('83)、
邦題は「地獄の七人」-ズバリ、傑作です。
逆光の中、野っ原で独り踊るRandall Cobb(元ボクサー、役者)の
シルエットが非常に印象的なエンドクレジットで流れるバラード
“Brothers in the Night”…これがとても良いんだよねぇ。

作曲はRay KennedyとKevin Dukes。
後者はスタジオミュージシャンのようです。
名だたる大御所(Jackson BrowneやらBilly Joel、Don Henleyなど)の
ツアーやレコーディングでギターを弾いているそうで、
この曲でもAOR丸出しなギターソロを披露しています。
作詞は作家のDavid Ritz。
Marvin GayeやRay Charlesなど、黒人音楽家の伝記を多く書いていて
それ等は翻訳もされているのでご存知の方も居るかと思います。

これはねぇ、この曲は映画共々もっと評価されるべきだと
強く主張するものです。

映画については完全にB級扱いながら良い役者がたくさん出ていて
(Gene Hackmanをはじめ、Fred Wardや若き日のPatrick Swayzeなど)、
変格のベトナム戦争モノとしてもかなり優れていると思います。
監督のTed Kotcheffが、「ランボー」の次にこれを撮ったというのも
なかなかに興味深いところです。

一方の“Brothers in the Night”は…
これが残念な事に一度もCD化されていないのです。
映画公開年にシングルレコードは出たらしいのですが
サウンドトラック盤としてのリリース(因みに劇伴はJames Horner)が無く、
結局その後も音盤メディアになっていないと。
なんともはや、大変遣る瀬ないことです。

幸いにも今はYouTubeがありますから
映像込みで簡単に見ることができますが、
可能ならば映画本編を全部見て、その余韻と共に聴いて欲しい1曲です。

MSG以降のRay Kennedyについては、僕は良く知りません。
調べてみても余り出て来ないんだもん。
'88年ソウルオリンピック開会式のテーマ曲
(Laura Braniganが歌った“Take Me Away”)
を書いたというのは大きなトピックですが、
更に下って'90年代中頃以降は殆ど情報が無くなっちゃうのです。

いずれにせよシンガーとして成功したとは言い難い人でしたが、
'80年代前半に大きな話題(あまり良い話じゃなかったけれど)を
提供したことで日本人の記憶に残るミュージシャンです。
勿論僕にとっては“Brothers in the Night”という
名バラードの歌い手として今後も思い出されることでしょう。

-故人の冥福を祈って、合掌。


地獄の七人 / 1983
地獄の7人 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD



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