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まぁホレ、いつもの妄想評でございますよ [新譜]

1943年生まれ、ってことは今年74歳ですか。
…凄いな。
そんな年齢になってもまだ世の中に対して怒ることがあるんですね。
この人の場合、'77年にステージから客に向かって唾を吐いて以降
基本的にずーっとナニかに対して怒っているもんな。
大体怒るのって物凄くエネルギーを消費するじゃないですか。
ですから40年もの間怒り続けるってのは
物凄く疲れちゃうんじゃないかと思うのですが、なんというか
この人の胆力は底なしなのかも知れんと、
そんな畏敬の念を抱かずにはおれません。

Is This the Life We Really Want ? / ROGER WATERS / 2017


バンドと袂を別って以降、Roger Watersの曲作りってのは
物凄い葛藤にまみれた作業だったのではないかと想像します。
'80年代半ばまでPINK FLOYDの(平坦な)歌メロを担った自負は大きく、
当然Dave Gilmour的な楽曲からは絶対に距離を置きたい。
とは言っても2人の音楽的な根っ子は相当に近く、
実際そんなに大きな差異は産み出せない…。
元々そんなに多彩なメロディを持っている人ではないしね。
方や暖簾を守って
アリーナバンドとしての役割を全うするPINK FLOYDを横目に
この人はいよいよその偏屈さを増し、
重箱の隅を突くような細かい拘りでもって曲を書いていたのだと思うと
なんだかちょっと鬼気迫るものを感じてしまう僕です。

これまでのソロアルバム3作においては
とにかくDave Gilmourより凄いギタリストに弾かせるんじゃ!
という怨念(?)からEric Clapton、Andy Fairweather Low、
そしてJeff Beckがそれぞれのアルバムに起用されました。
まぁねぇ、気持ちは分からんでもありません。
3人とも記名性の高い演奏家であり、
また自分がRoger Watersのソロ作に呼ばれた意味を
ちゃんと理解していたであろうことが伺えます。
アルバムのベクトル(と、セールスポイント)に寄与する部分は大きく、
各タイトルの個性とニアリーイコールであったというのは…
まぁそれはちょっと言い過ぎかも知れませんが。

然るに、本作で取り沙汰された名前はNigel Godrich。
RADIOHEADのプロデューサーって言われても、正直僕は良く分かりません。
なんか結構小うるさいタイプの人みたいで、
どんな相手でも思ったことは言うよ?的な。
で、このNigel GodrichがRoger Watersに言ったんでしょうねぇ。
もう、いい加減意地張るのやめなよ、って。
お前の作るアルバムがPINK FLOYDに似ていても誰も困らないし、
そもそもそんなに遠く離れた所へ辿り着けやしないのは自分でも分かっている筈だ、と。

これを要するに「無駄な差別化の排除」ですね。
Roger Watersにとって、これはある意味物凄い福音であったと思われます。



結果“The Endless River”('14)よりも
よっぽどPINK FLOYDっぽいアルバムが出来あがっちゃった訳で(笑)、
僕はこれ、開き直りの極致がもたらした小さな勝利だと思います。
と同時に、相変わらず思わせぶりで気難しくて
とにかく面倒臭いRoger Watersが全編で最前面に出ている点で
最もソロアルバムらしいソロアルバムであるとも言えましょう。

これはねぇ、これは単純にアリだよ。

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ほぼ雑感の垂れ流し [音楽雑記]

無理繰り書こうとすると物凄く詰まらない作文になっちゃうので
非常に良くないんですけれども。



EL&P新規リマスター盤の宣伝文で
Keith EmersonとGreg Lakeを「夭折」した、と書いたdisk union。
それぞれ71歳、69歳で死んだ人には能わない言葉だと思いますが、どうでしょう。
意味を知らずに書いたのか、
それとも本気で2人の死が夭折であると思っているのか…
どっちにしろ良く分からない感覚で、
なんか凄く気持ち悪かったのでここに吐き出してしておきます。



ABEL GANZの“Gratuitous Flash”('84)。
今般の再発に追加されたボーナストラック“Kean on the Job”は
Alan Reedのソロ“Dancing with Ghosts”('11)から
そのまま持って来ただけのようです。
これはアコースティックベースが心地よくて、非常に秀逸な再録音版です。
“Dancing with Ghosts”については'11年11月24日のエントリーをご参照いただければ。



STREETMARKからの流れでSTRAIGHT SHOOTERを聴いてみました。
最終作“5”('83)の、中古の弾をたまたま見つけたので(タマをタマタマ…)。



これは、なんとも形容し難いなぁ(苦笑)。
ドイツってホントにこういう微妙なB級バンド多いよね。
あ、因みに上掲は'84年リリースの(バンド最後の)シングルより。
“5”CDにボーナストラックとして収録されていました。



そして昨夜DENNER / SHERMANNを聴き始め
(アルバム買って、積んだまま聴くのを忘れておりました)、最終的に辿り着いたのは…



おおおおお!この圧倒的な'80年代感。
Michael Schenkerモデルの安っぽいフェイクみたいなのを弾いているのが
MERCYFUL FATEのギタリストだったなんて、そんなの俄かには信じられないもんな。
然るに産業ロックとしての完成度は異様に高いもんで、
ホント、なんだったんでしょうねこのバンドは。
いや、有り無しで言ったら断然アリですわいな。
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どうも上手く書けません [音楽雑記]

ABEL GANZ“Gratuitous Flash”('84)のリマスター盤を買いに行きました。
これは相当嬉しい再発でありました。
とっとと“Gullibles Travels”('85)も出して欲しいです。



Big City Awakes / ON THE RAW / 2017
otrbca.jpg


スペインの5人組。これがデビュー作だそうです。
このジャケットはちょっとNOVAの“Vimana”('76)みたいな配色で綺麗だなぁ、
と思って手を出しました。
NOVAよりはややいなたいロック成分が強めながら、
Elio D'Annaばりのフルート/サックスがとても良い主旋律をとる場面も多く、
ラテン風味のインストゥルメンタルジャズロックとして聴き応えのあるアルバムです。



唯一ボーカルが乗っているからYouTubeにあげたのかな?
他にもっといい曲があるのに、と、個人的にはやや不満ながら一応貼っておきます。
しかしこのアルバム、僕はかなり気に入りましたよ。



Il Giusto Equilibrio / PANTHER & C. / 2017
Il Giusto Equilibrio

Il Giusto Equilibrio



えーと、これは我が国のシンフォニックロックファン100人に聞いたら
100人が好きだと答えるのではないかと(笑)。
イタリア産、Black Widow Recordsからリリースの2枚目です。
前作は自主制作だったらしく、勿論僕は未聴であります。

まぁこれはね、間違いないよね。
余りにティピカル過ぎて新鮮な驚きは皆無でありますが、
それこそが聴き手の望むところであることをバンドは良く分かっていると思います。
4分半の導入から14分弱の終曲まで、
全5曲を集中して一気に聴かせる力量は実に素晴らしい。



-閑話休題。



The Polydor Years / SAMSON
The Polydor Years

The Polydor Years

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 2017/03/31
  • メディア: CD


基本ここの作文は書きっ放しで、気が向いた時以外碌々フォローしません。
従って再発しないかな?シリーズなんかは実に酷いことになっております(苦笑)。
これは'11年1月28日、シリーズその4でとりあげた
Before the Storm”('82)を含むボックスセットです。
他に“Don't Get Mad, Get Even”('84)と
シングル収録曲等を纏めたボーナスディスクの3枚組で、
うーん、実に渋い再発ですな。

勿論僕は速攻で飛びつきましたが、こんなの今どき欲しい人居るのかしら?

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間違いないとか、そういう生易しいレベルの話ではありませんでした [新譜]

Amber Galactic / THE NIGHT FLIGHT ORCHESTRA / 2017
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多分こっちのジャケットがデジパック版ってことかと
(絵違いのものは通常のプラケ版だと思われます)。
デジパックの方が1曲多く収録されているらしいです。

3枚目にしてとんでもないのを作っちゃいましたね。
もはやハードロックですらない曲が当然の如く繰り出されます。
6曲目の“Domino”辺りはその典型で、'70年代後半の
ヨーロピアンディスコの発掘曲だって言われてもそんなに違和感ないもの。
Sharlee D'Angeloのベースが実に巧くて雰囲気抜群。
こういう演奏も出来るんだなぁ。やっぱり凄いやこの人は。



また、“Domino”ほど露骨ではないにせよ



こんな曲が当たり前のようにバンバン出てきます。
これを要するに、楽曲をより充実させるため
ジャンルの壁を今一歩踏み越えたのだと、僕はそう解釈しました。
英断だと思います。とにかく本作は全曲が素晴らしい。
どの曲もサビメロが練りに練られていて、アレンジも非常に凝っていますから
どこを切ってもクラシックロックの一番おいしいところが味わえる。
デビュー作からじわじわここまで寄せてきたバンドの努力、胆力たるや。
次作にはベッタベタのバラードが収録されることを強く望む僕です。

そしてバンドメンバーの由縁からではありましょうけれど、
Nuclear Blast Recordsが本作を猛プッシュしているのは大変頼もしく、
実際ヨーロッパでは結構売れるんだろうな。
'17年上半期、新譜のベストはほぼこれで決まりじゃないですかねぇ。
文句ナシ、呆れるほどの完成度を誇る白眉の大傑作。



一刻も早く書いておきたくて急遽エントリーしたので今日はこれだけです。
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長休みを振り返る その2 [音楽雑記]

-かたやメタル方面はショボくれた感じでこれといった目玉はなく。

中古ではANGEL WITCH“Screamin' Assault”の'95年再発盤
('88年盤とはジャケ違い。あんまり見掛けない)が
割と手頃なお値段で出ていたので珍しさにかまけて。
'04年に“Screamin' N' Bleedin'”('85)が単体でCD化された時は
てっきり“Frontal Assault”('86)も
近いうちに再発されるものだと思っていたのですが…そうかぁ。
いつの間にやら、あれからもう13年経つのかぁ。

色々とご意見はございましょうが僕はDave Tattumの歌、好きですよ。
この人の歌い手としてのキャリアがANGEL WITCHのみであるというのは
なんとも勿体ないことだと思います。

同じく、NWOBHM関連ではHEAVY PETTIN'の未発表曲編集盤
“Prodigal Songs”('07…これ、なかなかシャレたタイトルだよね)が
噂に違わぬ出来の良さでした。これは確かに凄くいい。
MAJESTIC ROCKの、この辺のタイトルは当時買い逃したものが多くて
コツコツと中古の弾を蒐集していますが、だいぶ揃ってきたので
独りごちにうんうんと呟く僕でありました。気持ち悪いですか?
はい、自分でもそう思います(笑)。

後は…あんまり書くことないかなぁ。
NIGHT FLIGHT ORCHESTRAの3枚目は休みに間に合わなかったし
(実は先刻仕事帰りにunion寄って買ってきました。
いま聴きながら書いています)。



まぁしかし、こりゃ今作も間違いナシでありましょう。
そして遂に今回は国内盤見送りですか。はー、そうですか。
売る気がないのか、売り方が分からないのか、それとも買う方の問題なのか?
なんだかやるせない気もしますが、だったら輸入盤買えばいいって話よね。

間に合わなかったシリーズで言えばコレ ↓もか。



どうやらギタリストが変わってしまったみたいです。
アウトプットに特段の違いはなさそうですが、
左利きのギターと右利きのベースがフライングVを一心不乱に弾きまくる
シンメトリックな絵面が異常にカッコ良いバンドだっただけに
この変化はちょっとだけ残念な気がします。



話変わってDVDについてはあっさりと寸評で。

「13時間 ベンガジの秘密の兵士」
なんだかんだ、要するにMichael Bayも
「ブラックホークダウン」みたいな映画を撮りたかった、と
そういうことですよねこれは(それにしても尺が長ぇよ!)。

アメリカンスナイパー
事実は小説よりも奇なり。
Clint Eastwoodの監督作は個人的に好悪の差が激しくて
毎回ギャンブルなのですが本作は好きな方でした。
「ミスティック・リバー」と甲乙つけ難いくらい良いと思いました。

「ハード・ラッシュ
あんまり面白くなかったです。

「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK
クライマックスは殴り合いというお約束をキッチリ守る王道中の王道。
前作が面白過ぎたので期待値が無闇に上がってしまった感もありつつ、
そろそろTom Cruiseのおっさん化が隠しきれなくなってきたかも知れません。
次のミッション:インポッシブルが些か心配になるという
良く分からない結論でしたw
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長休みを振り返る [音楽雑記]

なんかボケッとしてたら終わってしまったGW。んー、まぁ、毎度のことか。
お茶の水に新宿と、行くトコには行きましたけどね、えぇ。
あ、あとGINZA SIXにも行ってみたよ(おまえ如きがナニしに?って感じですが)。
家に居る日はドンパチDVDも幾つか見たし…
してみると、割とちゃんと休日してたんじゃん、僕。



まずは休み中に届いたNOVALISのBOXセット“Schmetterlinge”。
懸念された“Letztes Konzert 1984”('09)は
元の2枚組を1枚にまとめて収録してありました。曲の漏れは無し。えがった。
ボーナスCDの収録曲は全て初期の楽曲で
概ね想像の範疇を超えるものではありませんでした。
ただ、'74年収録のライブはFred Muhlbock加入以前のものということで
なかなか興味深かったです。これ、歌っているのはHeino Schunzelでしょうかね?

DVDの映像については
ど頭の“Wer Schmetterlinge lachen hort”がぶつ切りで編集されており
(放送用にカットしたのでしょうが繋ぎ方が凄く適当なので結構びっくりします)、
おい、これ大丈夫か!?と心配になりましたが以降はそんなこともなく、
なかなかにロックバンドしている姿が堪能できます。

国立のレコードプラント('11年8月19日エントリーに少し記してあります)で
いつもジャケットを眺めていながらついぞ手に入れることなく、
その後も全く縁のなかった当時の新譜“Neumond”('82)も
漸く聴くことができました。いや、もうホント、めでたしめでたしですよ。

各盤にジャケットが無く、
大判のハードカバーにまとめて収納する形態は些か残念ながら
ボックスのアートワークはこのバンドの雰囲気を的確に捉えた素晴らしいもので、
好事家の所有欲を満足させるのに相応しいものだと思います。

やはりこれは実に、実に素晴らしい再発でありました。

Schmetterlinge / NOVALIS
Schmetterlinge -Ltd-

Schmetterlinge -Ltd-






CARPTREEを過去に遡って買い漁ったのは新譜の出来が良かったから、
…というだけではなく。

Emerger / CARPTREE / 2017
Emerger

Emerger

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Reingold Records
  • 発売日: 2017/04/07
  • メディア: CD


低域に一本太い筋を通して糞ブ厚いオーケストレーションを
構築するのは古典のプログレからやや距離のあるサウンド
今どきのスタイルではあるもののこの手練れた感じは只者ではなく、
これ僕どっかで聴いたことあるぞ…と思ったらなんとCarl Westholmでやんの。
えー、そうなのぉ!?今の今まで知らんかったわ~。
もっと早く教えてよそういうことは。

ってんで現在手に入る過去作も慌てて手に入れた訳です。
全体的にJUPITER SOCIETYよりもウォームな印象で
ちゃんと差別化できているのが立派ですな。
しかしこの新譜は6枚目のアルバムだそうで、
そりゃあこれだけ出来上がっているのも当たり前ですよね。



やや好悪の別れる声質のボーカルだと思います。
しかし、恐らくプログレ面へのアプローチにこの声が寄与する部分は
とても大きいと考えます。
まぁ、実際Mats Levenじゃこういう風にはならんわな。

結果、他に買ってきたCDをなかなか聴き進められない程度に
この人達のアルバムばかり聴いてしまったのは紛うかたなき事実であり、
結局今年のGWのハイライトはコレってことになるのでしょうな。



CARPTREEもそうですが、この休みに買ったCDは
リリースからやや遅れて手にしたものが多かったような気がします。
STREETMARKの“Eileen”('77)も再発されてからちょっと経ってるもんな。
STREETMARKはここ2年で1stアルバムを除く3枚が再発されたことになりますが
バタバタとせわしない、古色蒼然としたサウンドから
徐々にポップ化していくグラデーションが大変興味深かったです。
結論、変わらないのはなんとも垢抜けない雰囲気だけだったというのがまた
もの凄くドイツのバンドらしくてねぇ。

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ガチガチとフニャフニャ [新譜]

案の定、AVATARIUMには飽きちゃったらしい(?)Leif Edling。
バンド自体は存続する意向のため(そろそろ新譜が出るんじゃなかったっけ)
円満に離脱した後、去年後半辺りから新しく始めたのが

Doomsday Kingdom / DOOMSDAY KINGDOM / 2017


まぁ言うてもギターはMarcus Jidellですし、
アウトプットの地続き感はありありです。



勿論このバンド(?)最大の目玉はNiklas Stalvindのボーカルであります。
誰が何と言おうとこの点は譲りませぬ。
いやー、まさかCANDLEMASSとWOLFが合体するとは夢にも思わなんだよなぁ。
これは僕にとってハンバーグとカレーライスが一緒の食卓に並んだようなもので
(例えが子供で申し訳ありませんw)、こんなもん飛びつくに決まってるわいな。

AVATARIUMに比してはスパルタンなメタル感で大きく勝り、
サイケデリックな夢想感にはやや欠けるといった趣。
それ程にNiklas Stalvindの歌声が凶暴であるということですな。
数多あるLeif Edling関連作ですが
こういうスタイルの歌い手を擁したのはこれが初めてで、
とにかく有無をも言わさぬカッコ良さでありますことよ。
因みにサイケデリックな夢想感についてはこれを補うために
Carl Westholmを呼んできて鄙びたインストゥルメンタルを録音しております。
まぁこれもサイケというよりはユーロプログレって感じですが。

ーしかしですね。
いずれにせよ所謂ドゥームメタルの範疇を大きく逸脱する音ではありませんから
我が国での評価が限定的な範囲にとどまることは想像に難くなく、
なんでこの手のヤツって日本で人気ないんでしょうね。
ほんと、勿体ないよね。



-脈絡なくもう1枚。
概ねの印象はポストロック的なアレなので
DOOMSDAY KINGDOMと並べるのはナシかなぁ、と躊躇もしたのですが
同じ北欧(こちらはフィンランド)だし、まあイイかと(笑)。

Ruination / KAIRON; IRSE! / 2017
Ruination (Digipack)

Ruination (Digipack)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Svartekunst
  • 発売日: 2017/02/03
  • メディア: CD


これは2枚目とのことで、毎度寡聞にして存じ上げませんでした。
フォーリズム(バンドも4人組)を基本としつつ
バイオリン(ベース+ボーカルの兼務)や
客演のサックス(+クラリネット)を駆使して
長尺曲を千変万化させる腕前は実に確かなものです。
殊に軽重のコントラストで楽曲を特徴づけるのが得意なようです。



上掲はアルバム中最も平坦且つ抒情味に富んだ曲で、
しかもポストロック成分が薄いですから
本作を表すのに不適当なチョイスであることは間違いないでしょう。
でもさぁ、これ凄くいい曲なんだもん。一応アルバムタイトル曲だしね。
こういう曲をやってもシューゲイザーっぽく聴こえないのは
結構面白い個性だと思うのですが、いや、やっぱり気のせいかもしれません。

うーん、なかなかに評価軸の定めにくいバンドです。
聴き手の好悪も分かれるタイプですよね、こういうのって。
この正体不明感を楽しめるなら凄くハマると思います。

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良く分からんリリース [音楽雑記]

Marshall Law / MARSHALL LAW / 1989
Marshall Law

Marshall Law



これはなんでしょう?なんか唐突に出た感じで。
どうやら'89年の1stアルバムに
EP“Power Crazy”('91)を足したもののようですが、
え~、だって“Power Crazy”は去年no remorseがCD化したばっかじゃんよ。
Dissonance Productionsって会社はなんで他所が再発してから
余り時間の経っていないタイトルを被せるように出すのだろう?
BITCHES SINの1st('82)とかQUARTZの“Against All Odds”('83)とか。
もう、全く意味が分からないですよ。

1stアルバムは'00年代初頭に本家HEAVY METAL RECORDSから再発されていますが
リマスターはされておらず、no remorse盤の“Power Crazy”も同様でしたから
今般のDissonance盤でキチンとリマスターされているのであれば
それはそれで有難いのですが……まぁこれ全く期待できねぇわなぁ。
一応ポチったけどね。一応ね。
'80年代ブリティッシュヘヴィメタル最後の輝き
って言っちゃうと些か語弊があるかも知れませんが、
僕にとってはそれくらいの影響力があるアルバムなのです。



そして唐突と言えばこちらもかなり。

The Teenteeze EP / ROX / 2017
The Teenteeze Ep (CD-EP)

The Teenteeze Ep (CD-EP)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Teenteeze Records
  • 発売日: 2017/04/14
  • メディア: CD


ぼ、ぼぼ、暴虐の嵐!
僕がROXを初めて聴いたのはMUSIC FOR NATIONSのレーベルサンプラー、
“Hell on Earth”('83)に収録された“Love Ya Like A Diamond”でした。
ピアノにディストーションギターが絡むイントロはやたらと格好良いのですが
いざ本編が始まってみると凡庸でご陽気なロッケンロールだもんで
ズッコケた後苦笑いをするしかないという…。
当然デビューアルバムの“Violent Breed”('83)は買わず聴かず。
当時MUSIC FOR NATIONSの権利を持っていたキングレコードから
国内盤もでていましたが(その邦題が上記「暴虐の嵐」なのです)、
他に欲しいレコードは幾らでもありましたからねぇ。

-で、こちら。
バンドが'82年にリリースしたデビューシングルの録り直しだそうで、



僕はこれを聴いて34年振りに膝を打ったのであります。
あぁ、こりゃWRATHCHILD的な聴き方をすれば良いバンドだったのか、と。
うん、まぁそうだよね。しかし当時の僕にはそうした発想がまるで浮かばず、
それ程に“Love Ya Like A Diamond”のイントロは
正統派然とした佇まいだったということですな。

その“Love Ya Like A Diamond”も本EPに収録されておりましたので
懐かしくてつい買ってしまった訳です。いや、良かったですよ、なかなか。
今回のリリースはデビュー35周年記念ってことなんでしょうけれど、
この後どうするんですかね?んー、正直、どうでもいい気もしますが(笑)。

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最近のおやつはもっぱら芋けんぴ [新譜]

孤独のグルメ(たま~にしか見ない)新シーズンの制作発表で
松重豊が喋っておりましたが、この人は受け答えが面白いですね。
いちいち気が利いている。
以前何かのTV番組で福岡の出身であること、
いわゆる「めんたいロック」の洗礼を受けたが
自分は楽器が弾けないのでミュージシャンになれないと落胆していたところ
石井聰亙(なんか暫く前に改名したらしいですね)の映画に触れ、
役者という職業にもロックは出来るのだと思ってその道を目指したと話しておりました。
なる程合点のいくエピソードです。

僕が松重豊という役者に注目したのは2004年。
こちらも今をときめく高橋一生主演、清水崇と豊島圭介の企画による
TV東京の深夜ドラマ「怪奇大家族」への客演でありました。
このドラマはねぇ、機会があれば一度みておくべきだと思います。
だって、まだ20代半ばの高橋一生がブリーフ一丁で
深夜郊外の住宅街を徘徊したりするんですよ(笑)。
脇がまた良くて、モロ師岡に室井滋、藤村俊二(R.I.P.)に石井トミコだもの。
こんなの、面白いに決まっているじゃないですか。

松重が出演したのは第8怪「実録 ! 仁義の冥土」(監督は豊島圭介)。
スナック「まあ冥土」のマスターにして
無縁仏(死体)ヤクザの「メメント森」を演じました。
これがもうとにかく非常にくだらないお話でありまして、
それなのに役者が皆本気で演るもんだから見ている方はどんどん感情移入してしまう。
なんかね、見終わった後悔しい気分になるんですよ。
畜生、乗せられちゃったよ!って。
それ程に演技の力は大きく、こりゃあ只者ではないと思った次第です。

…なんでこんなこと長々書いてるんだ僕は。



Glitter / HEAVY TIGER / 2017
Glitter

Glitter



昨日届きました。ザッと3回ほど流して聴きました。
全11曲33分、暴風並みにカッ飛ばすやさぐれスケ番ロックは本作でも健在です。
キャリアを重ねライブの数をこなしたことで
アンサンブルは相当タイトになったのではないかと推察されます。



ん、滅茶苦茶カッコイイ。
やっぱりこの手のロケンロールにはビブラスラップを鳴らしたくなるよね。
'14年の来日に触発されたと思しき“No Tears in Tokyo”なんて
曲も収録されておりまして、まぁまぁ嬉しいことでございますな。
そしてアルバム2曲目“Feline Feeling”は白眉の名曲であると書き加えておきます。

これ、BLACK STAR RIDERSとパッケージで呼んだりしたら
我が国でも人気爆発しそうな気もするんですが、まぁムリなんだろうなぁ。



もう1枚。
Let Me Fly / MIKE + THE MECHANICS / 2017
Let Me Fly

Let Me Fly

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 2017/04/07
  • メディア: CD


前作からは…6年か。概ね順調なサイクルで出たって感じですね。



うん、Mike Rutherfordはこれでいいのだ。
前作にPaul Carrackの名前がなかったことで一部厳しい評もあったようですが、
基本Mike Rutherfordはなんも変わっていない訳で
この人らしいメロディをだだ漏らしてくれれば僕はそれで充分満足です。



えー、結局枕が一番長いという(苦笑)。

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