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枕ネタの寄せ集め? [音楽雑記]

創元社の「日本探偵小説全集」を12冊まとめて買い直しました。
刊行当時は(経済的なことなど色々あって)
歯抜けで全部揃わなかったので今回一気に買うたったわい。
1巻初っ端の黒岩涙香が時代柄もあって文章として読みにくい
(この人の書く文語体には妙なリズムがあるのでそれに乗ってしまえば
そこそこ読めるのだけど、やはり句読点がないのは相当キツイ)のですが、
この先暫くの間は活字の猟奇にまみれた日々を送ることになりそうです。
久しぶりに読み直すタイトルばかりなので、実に楽しみな今日この頃。



昨夜はふと思い立って(毎度唐突ですが)
Anthony Philipsの“1984”('81)を聴いていたのです。
で、途中僕はハタと膝を打った訳ですよ。
このアルバムに聴かれる(意図的に)無機質な音響と
温かみのあるアナログシンセサイザーの音色が醸し出すコントラストは
東海林修の
「DIGITAL TRIP さよなら銀河鉄道999 シンセサイザー・ファンタジー」('81)
と全く同じじゃないか!と。

奇しくも両者'81年のアルバムということで、
なんだか大発見をしたような気分になって
夜中に独りではしゃぐおっさんの図(キモくてどうもすみません)。
DIGITAL TRIP~さよなら銀河鉄道999シンセサイザー・ファンタジー~(紙ジャケット仕様)

DIGITAL TRIP~さよなら銀河鉄道999シンセサイザー・ファンタジー~(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: 東海林修
  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2010/02/24
  • メディア: CD


んー…あらら、なかなか凄い値段になっちゃってますねぇ。



そして先日書いたNIGHTINGALEからの繋がりで…

Doomain / MEMORY GARDEN / 2013
DOOMAIN

DOOMAIN

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: METAL
  • 発売日: 2013/04/12
  • メディア: CD


NIGHTINGALEは元々Dan Swanoが独りで始めたプロジェクトでした。
続く2枚目のアルバムにDag Swano(Tom Nouga名義)が加わり
兄弟2人体制でもう1枚アルバムを制作しました。
そして4作目を作るに当たってはライブ演奏を意識したのだろうと思われ、
リズム隊を迎え入れたNIGHTINGALEは遂にバンド化を果たします。
以降メンバーチェンジもなく今に至るのですが
この際リクルートされたドラマー、
Tom Bjornが在籍していた(現在も掛け持ち)バンドこそが
このMEMORY GARDENなのです。

1996年のデビュー以降アルバムは5枚(Tom Bjornは2ndからバンドに参加)、
本作は目下のところ一番新しいアルバムとなります
(去年の終わり頃からレコーディングをしているみたいなので
早晩最新作が出るだろうと思いますが)。



Rob Lowe期のCANDLEMASSみたいな…というのは
我ながらやや乱暴過ぎるかもしれませんが
このバンドのギタリストSimon JohanssonはABSTRAKT ALGEBRAや
FI5TH REASONのメンバーでもあり、その筋を好む者からすれば
あぁ、やっぱり繋がってるのね、と納得せざるを得ないのではないかと。
Dan Swanoとの接点で言えば
EOSの“Crimson II”('03-'12年2月21日エントリー参照)で
Mike Weadと2人でリードギターを演奏していますね。

本作にはおまけCDの付いた2枚組限定盤もあり、
そのおまけ盤にはこれまた聴き手をニヤつかせるカバーが
収録されていたりするので、実に色々と面白いバンドなのですよ。

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随筆と言えば聞こえはいいが [音楽雑記]

先日新宿レコードが下北沢に云々って書いたら
今度は先代のマダム(藤原邦代さん)がご逝去とのニュース。
熱心に通った店ではないし思い入れもほぼ無いのですけれど、
西新宿は小滝橋通り周辺におけるレコ屋の盛衰を知る当事者が
亡くなってしまったのはとても残念です。
beatleg magazine vol.100に纏められている談話も今や10年前('08年)の話で、
そのbeatleg magazineも休刊してはや2年ですもの…。
-故人の冥福を祈って、合掌。



久々にNOISE recordsのカタログがBMGから漸次再発されておりまして
全部とはいきませんが僕もちょこちょこ摘んでいます。
先日のKREATOR第2弾では迷わず“Renewal”('92)を買った僕(笑)。
このアルバムに合わせての初来日公演('93)を見ているので思い入れが違うのだ。
ジャケ柄のグレーのロングスリーブを買って、
それこそボロボロになるまで着倒したものですよ(遠い目)。
…えーと、うん、そんなことどうでもいいから早くCORONER全部出してよ、と、
僕はそれが言いたかったのです。



JUDAS PRIESTの新譜をざっと通しで聴きました。
良くも悪くも、特に驚くようなことはありませんでした。
僕はK.K.Downingに大いなるシンパシーを抱く者でありますから
前作も碌々聴いていないのですが、
じゃあその前の“Nostradamus”('08)はどうだったんだ?と言われれば
あんなかったるい2枚組を全編集中して聴ける訳ないでしょう、と(苦笑)。

しかしよくよく考えてみればJUDAS PRIESTというバンドには
Rob Halfordすら居ない時期もあった訳で、
バンドとしては物凄く長く生きながらえているけれど
僕にとって“Jugulator”('97)以降のアルバムってのは
ただ買って何度か聴いただけのものでしかないんじゃないか?と
そんな風に思い至ってしまったのです。

Rob Halfordの復帰後で言えば“Lochness”とか、
僕の心を大いに震わせた曲もあるにはあるのです。
そして'05年の武道館以降'08、'09、'12までは来日公演も見に行っています。
'12年はファイナルツアーだって言うからK.K.の不在だって受け入れたのに…
俺達はまだやれる!と主張したK.K.が脱けて
その後バンドがツアー引退を撤回するという結果はなんともやるせない話で、
JUDAS PRIESTという看板は一体誰のものなんだろう?
なんてことを考えた辺りで僕のバンドに対する興味は
ほぼ無くなってしまったのでしょう。

なので本作に伴うツアーへGlenn Tiptonが参加しないと聞いても
特になんの感情も湧いて来ないのです。。
まぁ見に行く方がそれで良いならなんの問題もないんじゃない?
てなもんで。

んー、なんだか取り留めなくなってきたからこの辺で止めておきます。
そもそもこんなにだらだら書くつもりはなかったのに(汗)。



今月はコレだっ!てCDがあんまりない気がして、
こういうしょうもないエントリーばかりになってしまうかも知れません。
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そろそろ寒さは緩むのか? [音楽雑記]

まぁアレです、基本我々は聞き分けのない大人でありますからして
なんらかの岐路に立った時にヤバそうな道ばかり選んでしまうのは
仕方のないことなのかも知れません。
袋小路の行き止まりを無理矢理進んでみたりとかね。
…なんのことやら(笑)。



昨日の日曜日はライブ盤三昧でした。
GHOSTのライブはまだ買っていないのですが。

Live at the Marquee 1986 / SWEET / 2013
Live at the Marquee 1986

Live at the Marquee 1986

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Angel Air
  • 発売日: 2013/08/13
  • メディア: CD


オリジナルは'89年、SPV Recordsによるリリースでした。
こちらはAngel Airからの再発盤となります。
SPV盤は11曲のライブに4曲のスタジオ録音を加えたもので、
今となってはこのスタジオトラックが貴重なのですけれど
残念ながらAngel Air盤には収録されていません。
替わりに同公演から2曲を追加しています。
元々映像ソフトとの併売だったようで、
僕'16年1月19日のエントリーに“Fox on the Run”を貼ってましたね。

Andy ScottとMick Tuckerに加えて
ボーカルにPaul Mario Day(!)、
ベースにMal McNulty('16年12月9日エントリー参照)、
そしてキーボードはPhil Lanzonと
実に僕好みの激シブなメンツが揃っているのです。

はい、勿論先日Phil Lanzonのソロが届いた流れでこのCDを聴くに至りました。

'84年に↓

switsits.jpg

がネタ盤としてヒットしたことによって
上記ラインナップによるSWEETが再始動したのですが
案の定その後はあんまりパッとせず
活動は非常に散発的なものとなっています。
'12年にはAndy ScottがSWEET名義で
“New York Connection”というアルバム(半分企画盤っぽいです)を
出していますが、正直あんまり聴く気は起きませんな。

本作については確かに時代の仇花的1枚でありますが好きモノは多いと思われます。
概ねグレイテストヒッツな選曲だし、聴き所は多いのだ。
演奏陣が全員歌えるので重層コーラスもちゃんとしてるし。
あー、勿論後から足してるアレもありましょうがね。



Rock Hard Live / NIGHTINGALE / 2017
Rock Hard Live

Rock Hard Live

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 2018/02/02
  • メディア: CD


ドイツの老舗メタル雑誌、Rock Hardが主催する
Rock Hard Festival 2016へ出演した際の演奏記録。



やっぱりこの曲はお客も盛り上がっちゃうよね。
まぁ厳密にはNIGHTINGALEの曲じゃないけどさ。

トータルでは細かい文句など付けようもなく。
このバンドはライブになるとロックのダイナミズムがどーんと前に出てくるので
スタジオ盤の緻密さは余り感じられなくなるのですが、
それでもSwano兄弟が器用に楽器をスイッチしつつ
きちんと再現するのはたいしたものですよ。

そろそろスタジオ録音の新譜が聴きたいなぁ、という別の要望はありつつ。



後はDESTRUCTIONの“Live Without Sense”('89)や、
何故か突然ZAOの“In Tokyo”('07)とかを聴きましたが
特に書くようなことはありませんでした。

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少し後悔しています [音楽雑記]

BLACK ROSEの“Walk It How You Talk It”('87)は
やっぱり良いアルバムだよなぁ。
改めてよくよく聴いてみるとSteve Bardsleyの節の回し方が
ちょっと梅原達也っぽかったりして。
Blood and Iron Recordsは少数ながらかなり渋いチョイスの再発をするので
僕的注目度は高いのであります。





先日、普段あまり覗かない棚をふと見やり引っ張り出してきたのが

Split / カルメン・マキ / 1998
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まずは、げっ!コレ出てから20年も経ってんのか、という驚きから。
本作の制作に関わった面子では忌野清志郎と朝本浩文が
既に鬼籍に入っており、なんというか、んー、そうかぁ…と。

前作“Unison”('96)がタイアップ絡みで小さな話題を呼んだこともあり
(筑紫哲也のニュース番組のテーマ曲に採用されたのです。
当該番組で紹介映像も流れたと記憶しています。)、
また、久々に春日博文との作業によって作られたアルバムでありましたので
どれどれ、そりゃちょっと聴いてみましょうか、ってなったのですよ。
果たしてその中身は全然ロックではなかったのでちょっとアレでしたが、
大変心地よい音楽ではありました。
レイドバックしたカルメン・マキというのは非常に新鮮でしたねぇ。

で、それに続く本作は複数の制作陣による楽曲+演奏を寄せ集めた
タイトル通りのアルバムですが
歌い手がちゃんと一本筋を通しましたよ、的な
これみよがしな感じはちょっとイヤだったなぁ。
結論から言えば大変優れたロックアルバムでることに相違ありませんが、
個人的にこの人はもういいや、と思った1枚でもあります。

全曲の詳細を書くのはメンドいのでいつものごとく端折りますが、
プログレ方面からはやはり笹路正徳の曲に注目が集まるところでしょう。
ギターは土方隆行だし、コーラスは意外(?)にも大木理紗だし。
実際笹路絡みの2曲はかなり良いと思います。
特に土方の千変万化なギターサウンドが素晴らしい。

トータルにはやや時代がかった音が支配的ながら、
笹路と朝本浩文は編曲に於いてきちんと当時の先端を意識した
アウトプットになっている点に感心しきりの僕。
朝本チームはリズム隊が池畑潤二に井上富雄ってのもポイント高いです。

逆に、オールドスクールを徹底的に貫いた木暮武彦も
それはそれで良いのです。フルートサンプリングの疑似メロトロン
(キーボードは小滝みつる)とか、ちょっとニヤついちゃうよね。

それから前作に引き続き忌野清志郎の曲を春日博文とやっています。
この人の曲は誰が歌ってもその裏で何故か
忌野清志郎本人の声が聞こえてくるという、
実に恐ろしい(褒めているつもりです)歌い手であります。

アルバムの最後を飾ったのは辻仁成の詞曲を木暮チームが演奏したもの。
辻によって同タイトルの小説(「ワイルドフラワー」)が上梓されたのも
同年のことらしいので、なんらかの関連はあるのではないでしょうかね。
読んでないしこれからも読む気はないので全く知らんけども。

-はい。実際凄くいいアルバムなので、
じゃぁ僕はなにがイヤなのか?って話です。
本作中カルメン・マキが独りで詞を書いた「1999」って曲
(作曲と演奏は小暮チーム)がありまして、
この詞がどうにもこうにも受け入れ難いのです。
あー、懐古の情をこういう風に表現するんだこの人は、
へぇえ、ふーんっていう嫌悪感。
僕は基本的に世代間闘争なるものとは
なるべく距離を置いて生きたいと願う者ですが、
こういう歌を歌われちゃうと
さすがにちょっとイラっときちゃう訳ですよ。

何年か前にキノコホテルと揉めた時に
僕はこの曲のことを思い浮かべてしまって些か不快になりました。
どっちかって言えば圧倒的にカルメン・マキ側に寄りたい
(マリアンヌ東雲?辻仁成と同じくらい興味無いです)のに、
その主張には一分の理もないという悲しさ。

うん、悲しくなった、ってのがかなり近いです。

…えーと。
この作文書かなきゃ良かったかなぁ(苦笑)。
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また推敲せずにあげてしまった… [音楽雑記]

前回エントリーでEELA CRAIGを再発したレーベルが
GARDEN OF DELIGHTSだなんて書いたものですから
↓が即CDプレイヤーに突っ込まれた訳です。

God's Own Medicine / THE MISSION / 1986
God's Own Medicine

God's Own Medicine

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal UK
  • 発売日: 2007/06/12
  • メディア: CD


まぁ、割とストレートに僕の頭の中の線は繋がりましたけどね(笑)。



あー、リマスターされてんのかぁ…これ買い直そうかなぁ。
うちのCD(旧規格の国内盤)かなりボロボロだし。

For Ever More: Live at London / THE MISSION
For Ever More: Live at London

For Ever More: Live at London

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Cherry Red
  • 発売日: 2018/03/30
  • メディア: CD


で、近々こんなのも出ますよ、と。
こっちが先かな。別にライブとかどうでもいいような気もするけどな。





-ガラリ。

Chrysalis / BAD DREAMS / 2017
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去年はアルゼンチンものが(数は多くないのですが)何気に充実していました。
NEXUSの新譜も良かったし、BANANAの再発も大変嬉しかったです。
JINETES NEGROSは…実は聴いていないのですけれど。

このバンドについては歌が英語詞で、且つ隙のない完成度で
いわゆるポンプの系譜を見事に継いだ楽曲をバンバン繰り出しますから
あんまり南米っぽい感じがしなかったりしますが。
抑えきれずに迸る抒情メロにラテンの情熱を無理から見出すこともできますが、
ちょっとこじつけ臭いのでやっぱり止めておこうっと。

僕が感心したのは、この人達は演奏がとても巧いということです。
手数を多くしても喧しくならないドラム、上物との隙間を絶妙な塩梅で埋めるベース。
押し引きをわきまえたキーボードと我が儘になりきれないギター。
もう、とにかくどこに焦点を当てても悉く「大人」なのね。
ちょっと老成し過ぎじゃないかと思ったりもしますが、
アルバムを通して「ここがちょっと…」という
難癖を付けたくなる場面がどこにもないのは驚異的ですらあります。



もっと技巧に走った小賢しいヤツもやれば出来るでしょうに
いわゆるシンフォニックロックの王道を外れずアルバム1枚きっちりやり切るのは、
本当にこういう音楽が好きなんだろうなぁ、と。
大変に好ましい姿勢であると思いますよ、ええ。

余りにティピカルであるが故
逆に印象が薄くなってしまうという危険性も孕みつつ、
僕はCOMEDY OF ERRORS辺りと同等に
現代ポンプロックの代表的なバンドとして捉えたいです。

実際、これはかなりいいアルバムだよ。

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天狗のピリカレーに嵌まる(デブ) [音楽雑記]

JADISの“More Than Meets the Eye”('92)の25周年記念盤が出るそうで、
うん、それは要りますな。リミックス+オマケの2枚組ですと。
あー、ARENA“The Visitor”('98)の20周年盤(こっちも2枚組だって)も
出るんか。もしかして、今年は全般この流れで行く感じ?
んー、恐らくこの手の音楽が最も不遇を囲った'90年代を
再評価するには良い傾向なのかも知れないなぁ。



話変わって。

Virgin Oiland / EELA CRAIG / 1980
ecvo.jpg



割と突然出ましたね。
1stアルバムを再発したGARDEN OF DELIGHTSによる初CD化です。
オリジナル盤はAriola、国内盤レコードはキングから'81年リリースなので
当時で言えばほぼリアルタイムの新譜だったことになります。

でもこれ、多分当時の仲間内の誰も買わなかったように思います。
本作はユーロピアン・ロック・コレクションの第5弾に
ラインナップされたのですが、当然の如く話題は
Numero Unoの諸作が初めて国内盤として出回ることに集中しました。
FORMULA 3とIL VOLOが目玉として大きすぎたので他はあんまり…
って感じになっちゃったのですよ。
因みに僕はACQUA FRAGILEを買いましたが(笑)。

一応軽く説明しますと、当時中学生のガキ共はお金がないので
それぞれ分担して別のレコードを買い、それをグルグル回すことで
数を聴いていたのです。

その後もなんとなく機会を逃し…だもんで
僕は今回の再発で本作を初めて聴くという事実。

中学生時分は全く意味不明であった“Virgin Oiland”というタイトルが
「ヴァージン諸島」に引っ掛けたものであること、
その名がキリスト教徒 聖ウルスラに由来することを知っている現在
本作が前作“Missa Universalis”と近しい意図で
制作されたものであろうことは事前の知識として持っていたのですが…
出音の印象はちょっと違うのですねコレ。

夢見がちでふわふわした感じは後退し、パーカッシブなリズムをベースに
ブルース由来のロックギターが目立つ感じで、
おっ!なんか普通にロックじゃん、と。
時代に即した変化(テクノ/ニューウェイブ化)ではなく、
先祖返り的なアウトプットに向かったのが面白いところです。

ファルセット混じりの重層コーラスはこのバンドのポップ面に
寄与する要素として以前から重用されていましたが、
そこに当時の流行機材であったヴォコーダーが導入されたことで
なんだか安いディスコみたいに聴こえちゃったのは
なんというか、ちょっと苦笑いでしたが。

総体としてはかなり楽しく聴けた1枚で、
しかし中学生当時に聴いてもあんまり面白くなかっただろうとも思います。
時代背景の理解やらなんやら、付随するもろもろによって
だいぶ評価が変わってくる1枚だと言えましょう。



やーっと普段の体調に戻った感。実店舗廻りは…次の3連休辺りかなぁ。
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ここのところどうにも不機嫌 [音楽雑記]

Ediie Clarkeの訃報に触れて前回エントリーを無理からアップした訳ですが
正直まだ身体が本調子とは言い難く(ふと咳が出る→暫く止まらない)、
CD屋にもちゃんと足を運べていないので碌に書くことが無い今日この頃。
もう新年明けて2週間も経ってるのに…。

で、週末はなんとなくずっとTony Macalpineを
聴いていました(頭2枚+Project Driver)。
整合性のある編曲と説得力のあるメロディ。聴いていて実に楽しい。
その後IMPELLITTERIへ行こうかと思いましたが
いや、それはやっぱりなんか違うわと思い直したりして。
今さらながら、僕はRob Rockの声があんまり好きじゃないみたいです。



Are You Sitting Comfortably? / IQ / 1989
Are You Sitting Comfortably

Are You Sitting Comfortably

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Inside Out Germany
  • 発売日: 1999/05/25
  • メディア: CD


で、何故かIQです。
Paul Menelがボーカルを務めた2枚のうちの、これは後の方です。
先日「MCA期のVOI VODが…」なんて書いた後、
ふと“Angel Rat”('91)を聴きたくなりました。
で、あー、このアルバムはTerry Brownのプロデュースだったよねぇ…
なんて思い出して、その流れで本作に辿り着いたという訳です。

IQとTerry Brownというのはかなり意外な取り合わせでありますが
聴いていて特段の違和感はありません。
大変にナチュラルかつオーソドックスな録音で
当時としてはやや古臭い印象もありましたが
今になってみれば全然、これが普通だよね。

オリジナルはVertigoのサブレーベル、SQUAWK Recordsからのリリースでした。
このSQUAWKを興したのはCliff BurnsteinとPeter Menschであります。
はい、METALLICAのマネージメントでお馴染み、Q Primeの祖となった2人です。
大成功したエージェント業とは違って
レーベルとしては大した実績を上げることは出来ませんでしたな。
-あぁ、そう言えばTony Macalpineの2nd(“Maximum Security”-'87)も
SQUAWKだったっけか。

なんでIQがアメリカのレーベルと契約出来たのかは全くの謎で、
ちょっと興味のあるところではあります。

中身は前作“Nomzamo”('87)の延長上に作られたアルバムであることに
間違いなく、各楽曲はコンパクトにまとめつつも
プログレ、ポンプの由来を隠さないスタイルは実に清々しい。
ほんと、Michael Holmesという名ギタリストの過小評価は
なんとかならんもんでしょうかねぇ。

勿論IQで最初に聴くべきアルバムは他にありますけれども
(やっぱり“The Wake”-'85でしょうかね)、
この辺りのタイトルも大変味わい深いので大切にしていきたいものです。

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2017年のこと [音楽雑記]

思いついたところをぬるっとだらだら書きまする。



プログレ方面、
今年買ったデカイ箱はUK、NOVALIS、VANGELIS、BRUFORDの4つでした。
どれも箱の大きさが違うので、本当にもう、なんというか。
特にUK国内仕様のお値段がバカみたいに高額だったのは
とても印象的でしたねぇ。

直近のBRUFORDについては目玉と思われた4thアルバム用セッションデモが
細切れの寄せ集めでちょっとがっかり。
それなりに出来上がっている感があって
もう少し長く聴きたい曲も幾つかあるのですが、
概ねフェードアウトしてしまうので物足りないんだよね。

そして毎度思うのですが、
この手の装丁とアセンブリーは日本とドイツのもの以外は信用ならないよなぁ。



新譜と再発について、
'80年代に活躍した(ポンプロックの)ミュージシャンによる
新作が集中した今年前半の充実度はかなり高かったと思います。
Paul MenelもAlan Reedも大層素晴らしかったです。
また通年、新しいバンドの2枚目、3枚目が大きく花開いた年でもありました。

しかしながら今年最も衝撃的だったのはやはりJESTERS OF DESTINYの、
31年振りにリリースされた2ndアルバムでしょう。
こればっかりは誰がなんと言おうと譲れませぬ。
夏場はこればっかり繰り返して随分聴きましたなー。

メタルは相変わらずほぼほぼ再発メインで、
あー、ここには書きませんでしたがHITTMANのリマスターとか。
ジャケットを新たに描き直したのはいただけなかったけれど、
うん、あれは嬉しい再発でした。



後はねぇ、この1年自分でも驚くほどにMOTORHEADを聴いていた気がします。
特に“Overnight Sensation”('96)以降のアルバムを
今さらながらに聴き込んでいました。どれもこれもいいアルバムばかりで。



ついでにこれも ↓買っちゃったw

lemmy ri statue.jpg

震えるほどにカッコイイ。

そして来年は ↓から始める感じですかね。







今年は時事的に色々あった1年で、
僕も思うところが無い訳ではなかったのですが
取り敢えずそういうことは全部振り切って音楽を聴いてゲームやっていました。
無責任の誹りは甘受いたします。
だってもう、今さら姿勢は変えらんねぇもの。
来年も世の中のことはそしらぬ振りで、聴いて聴いて聴きまくる所存です。
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師走の雑談 [音楽雑記]

■なんてぇこった



まさかの突然死。これはなぁ…非常に残念です。
新しいソロアルバムの録音中だったそうで、さぞ本人も無念だったかと。
-故人の冥福を祈って、合掌。



■国内盤

前回エントリーで今年のSAMOSON再発についてまとめましたが
年明け2月にWasabi Recordsが初期3枚を紙ジャケで出すってさ。
新規にリマスターをするようで、そりゃあ買わにゃしょうがあんめぇ。



■不思議な人

で、ホラ、初期SAMSONってことでなんとなく
“Riding with the Angels”が脳内再生されたのですが
これ、元々はRuss Ballardの曲です。
他にもRAINBOWのアレやソレとか、知らず知らずのうちに
皆Russ Ballardの曲を聴いていたりしますよね。
URIAH HEEPの“On the Rebound”とか…いや、コレは知らないか(苦笑)。
“Abominog”('82)はジャケが恐ろしく酷いけれど良いアルバムですよ?
いや、「魔界再来」って邦題も大概酷いわな。

えーと、それでですね。
それらの曲はカバーされた方が概ねオリジナルよりカッコイイという
なんとも言えない事実がありまして、
あー、大体僕はRuss Ballardのアルバム1枚も持ってないや。
ARGENTも1stしかないし、そんなに積極的に聴くアルバムじゃないもんな。

稀有なメロディメーカーでありながら
自らの活動はいまいちパッとしないという、実に不思議な人だよな。



■聴き応えアリ

Sicher / SICHER / 1981
sicsich.jpg


この手の私家盤は大抵ハズレと相場が決まっているのですけれど
これはなかなか面白くて、ちょっと得した気分になりました。
スイスの7人組だそうで基本的には(当時としても)やや時代遅れの
シンフォニックロックをやっています。

2人いる鍵盤奏者の片割れがサックスを吹いたり
チープなアナログシンセのフレーズが
ニューウェイブ(プロトポンプ)っぽかったり、
場面場面では些かとっ散らかったところもありつつ
全体的には訥々としたフルートと丁寧なギタープレイがリードする
泣きの効いたアレです。

しかしよりにもよってBachの“Toccata”はどうなの?
-と、これが実にオーソドックスなプログレって感じのアレンジで
全然良かったです。

こんな珍盤を出したのは…やっぱりPaisley Pressでした。





■ドン勝

gp1712.jpg

2戦目にして堂々の初勝利。
その実は殆ど安全地帯を目指して走っていただけで
最後はたまたま隠れていた場所が良かったのです。
しかしそれでも勝ちは勝ちだもんね。
当然の如くその後振るわないのはお約束であります(笑)。
現状はマッチングも申し分なく、
なによりコンシュマー機でそれなりに遊べるってのが嬉しいじゃないですか。
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これも一つの振り返り [音楽雑記]

Mr.Rock and Roll Live 1981-2000 / SAMSON
Mr Rock & Roll: Live 1981

Mr Rock & Roll: Live 1981

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Cherry Red
  • 発売日: 2017/12/01
  • メディア: CD


全くもって、2017年はSAMSON再発で明け
SAMSON再発に暮れた1年であったと言って過言ではありますまい。



ざっと一覧にしておきますと

“Survivors”('79)-1stアルバム
“Shock Tactics”('81)-3rdアルバム
“Live At Reading '81”('90)-Bruce Bruceが歌う最後のライブ記録
この3タイトルがそれぞれ単体でDissonance Productionsから。

“Before the Storm”('82)-4thアルバム
“Don't Get Mad Get Even”('84)-5thアルバム
“Rarities” -シングルの編集盤 ボックスセットのボーナスディスク
上記がCaroline Recordsから“The Polydor Years”と題した3枚組で。

“Joint Forces”('86)-元々Paul Samsonのソロ名義でリリースされたアルバム
“1988”('93)-'80年代末期頃の活動をまとめた編集盤
“Samson”('93)-SAMSON名義では最後のスタジオアルバム
この3タイトルは Hear No Evil RecordingsがCD2枚に詰め込んで
“Joint Forces 1986-1993”として再発しました。



そして今般の4枚組ボックスはやはりHear No Evil Recordingsから。
概ね'80年代中頃以降のPaul Samsonを俯瞰するライブ盤のセットです。

“Thank You and Goodnight...Live”('85)
バンドが最初の解散を表明した際の演奏記録。
ボーカルは勿論Nicky Moore。

“Live at the Marquee”('94)
PAUL SAMSON'S EMPIRE名義で '86年に行われたライブの発掘盤。
これのメンツがかなり渋くてドラムがMark Brabbs、
そしてベースはKevin Riddlesと来たもんだ。
加えてボーカルのSam BlueはAXIS(レコーディング作は無し)から流れてきて
後にULTRAVOX(レコーディング作は無しw)へ加入するという誠にアレな人で、
泡沫NWOBHMファンには堪らない1枚であると思います。

オマケのスタジオ曲(3曲)は後に再録音されたものが“1988”にも
収録されていますが、ボーカル、演奏共にこっちの方がイイですね。
ライブの方はかなりアレですけれども。

“The Blues Nights(Slight Return)1981-1997 ?”(リリース年不詳)
タイトルには1981とありますが同年のライブは1曲だけで
他はほぼ全て'90年代の演奏です。
中身はブルースというかブルースロックというか…
えーと、要するにジミヘンやらPeter Greenやら、その辺のカバーです。
もっと本格的なドロドロのブルースかと思っていたのでこれは肩透かしでした。
正直聴くべきところはあんまりありません。

“Live in London 2000 ”('00)
前年、日比谷野音で行われた「メタル・クルセイド'99」に
Paul Samson、Chris Aylmer、Thunderstickのトリオで出演したことを
切っ掛けとしてSAMSONは本格的な復帰を模索しました。
そしてNicky Mooreが加わって録音されたライブが本作です。
バンドはその後スタジオ録音(の準備)を開始していたようですが
'02年にPaul Samsonが癌で亡くなってしまい…
実に、実に諸行無常の結末だよな。



毎度、今さらSAMSONについて書いたところで詮方ないとは分かっていつつ、
こんなに続けてバンバン再発されちゃったらねぇ。

ついでだから記しておきますが、2ndアルバムの“Head On”('80)は
'12年にLemon Recordingsが再発したExpanded Editionが現状まだ生きています。
拡大版とは言いつつボーナストラックが2曲増えただけですが、
リマスターされているのが大きいです。

後はスタジオ盤の“Refugee”('90)と
ラジオ放送用音源の編集盤“The BBC Sessions”('97)、
そしてバンド再始動後のデモを寄せ集めた
“P.S. ...”('06-Paul Samson名義)辺りが再発されれば完璧です。



ふと思いついてこのブログの検索ボックスに
「samson」って入れてみたら11件のエントリーがヒットしました。
我ながらちょっと多すぎる気がします(苦笑)。

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