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随分前から芸名に寺西って付かなくなったんですね [音楽雑記]

あらゆる楽曲に潜むブギー面を白日の下に晒してしまう我が国唯一の音楽家。
恐らくこんな人は空前絶後でありましょう。



ちっきしょう(笑)。
しかし絵面の馬鹿馬鹿しさに比して出音は異常に凝った作り込みがされていて
案外笑えないというか、本気でカッコイイんですよね。

これはネタ元が怒るんじゃないか?
なんて的外れなことを言う人もいたようですが
こんなの本人は大喜びしたに決まってるじゃん。
だって、こんなに愛情溢れるカバー他にあるのんか?って話ですよ。

“Dream Police”のキーボードフレーズが…とか
そういうのは僕としては割とどうでも良くてですね。
いわゆる昭和のロック御三家について
「てぃーんずぶるーす」と ↑はやるけどCharはやらない、
みたいな拘り(?)の部分が凄く気になる訳です。
多分ね、Charは今も「ロックの大御所」として巷間に認知されていますから
わざわざ取り上げる必要ナシと判断したのでしょう。
ほら、世良公則も原田真二も実に素晴らしいロックでしょう?
という、控え目にして力強い問い掛けですよこれは。

基本、物凄い音楽おたく(敢えて平仮名…前にも書いたっけ?)だと思います。
相当学究的な分析耳の持ち主であると。
こういうタイプの多くは実際の演奏者としては概ね駄目な筈なんですが、
この人はギター奏者としても大変優れているのが
非常に稀有なパターンであると言えましょう。

僕がRollyのロックにキチンと注目したのは'12年のことでした。


↑ に収録されている「マッハバロン」を何かの折に聴いて、
ああ、この人やっぱりちょっとどこかがオカシイんだな、と(笑)。
で、このCDを手に入れて聴いてみたところどの曲の解釈もやたらとイカしていて、
これはホントに参りましたねぇ。

'15年、キングレコードへ移籍してリリースされた
ROLLY’S ROCK CIRCUS~70年代の日本のロックがROLLYに与えた偉大なる影響とその影と光~

ROLLY’S ROCK CIRCUS~70年代の日本のロックがROLLYに与えた偉大なる影響とその影と光~

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2015/07/08
  • メディア: CD


↑ は、これも異常に鋭い選曲とサウンドメイクが秀逸で、
なにしろ僕は沢田研二(をカバーした近田春夫&ハルヲフォン)の次に
MOONDANCERの「アラベスク」
ピアノは厚見玲衣本人が客演…と、2声パートの歌もそうでしょう)が
流れてきた時点でこの人への忠誠を誓ったのであります。

翌'16年、上掲PVの楽曲を含むアルバム↓ は、これまた激シブな1枚でありまして
ROLLY'S ROCK THEATER ~70年代の日本のロックがROLLYに与えた偉大なる影響とその光と影~

ROLLY'S ROCK THEATER ~70年代の日本のロックがROLLYに与えた偉大なる影響とその光と影~

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2016/08/10
  • メディア: CD


前作に引き続いて外道と四人囃子の、それぞれ2曲目を選んで演奏している辺りの
滅茶苦茶な嗜好が堪りませんな。
ただ、選曲に外部の意見を取り入れたという点について僕はちょっとだけ不満です。
そこはもっとエゴイスティックで良かったと思います。

-で、今年は4月にライブ盤が出まして↓
【早期購入特典あり】ROLLY COMES ALIVE!(メーカー多売:BONUS DISC付)

【早期購入特典あり】ROLLY COMES ALIVE!(メーカー多売:BONUS DISC付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2017/04/05
  • メディア: CD


SCORPIONS~UFOと来たのだから次はきっとMSGに違いないと思っていたら
脈絡なく突然Peter Framptonになるという(苦笑)。

この人は、やがて究極的には「ドリフのズンドコ節」に
辿り着かざるを得ないだろうと、僕はそんな風に考えていますが
あの曲がロックとして成立してしまったら
それはそれでちょっとイヤな気もするので、
うーん、どうなんでしょうねぇ。

まぁとりあえず、僕は原田真二の1stアルバム
“Feel Happy”('78-'07年に再発されているようです)を
買うべきか否か?と、かれこれ1年近く悩み続けているのです。

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引き継ぎ失敗 [音楽雑記]

前回エントリーからの続きで
THE WATCHの“Seven”('17)について書いていたのですが
段々(毎度お馴染みの)ポンプロックファンの恨み節みたいな
作文になってきちゃったので途中で止めました(苦笑)。
我ながらさすがにしつこいわ!と、少々自己嫌悪気味です。

セットで書こうと思っていた
SIIILKの2ndは思いきりとばっちりを食った形ですが、
まぁ気が向いたら別途改めてちょっと書くかも知れません。
一言でまとめれば、良いアルバムです。1stより好き。



そんなことなので、今日のはいつものぐだぐだなヤツです。



…えーと。念のため申し添えますと
僕は別にSAMOSONがそんな、超好きー!って訳ではないのです。
しかし今度は例のDissonance Productions(4月24日エントリーを参照)から
1st “Survivors”('79)
3rd “Shock Tactics”('81)
そして'90年に突如リリースされたライブ盤の“Live At Reading '81”
が再発されまして、僕はとりあえず今まで持っていなかった
“Live At Reading '81”だけ買いましたが
ボーナストラックなどの収録曲を見ると以前Castle Musicから
再発されたヤツをそのまんま出し直したもののようです。
恐らくこれ等について新規リマスターはされていないということで
間違いないと思われます。

いや、まぁ、しかし。'13年にLemon Recordings
2nd “Head On”('80)をポツンと単体で再発した時には
今年のこの、ある種異様な状況は微塵も予想出来ませんでしたわね。
だってさー、SAMSONの主要なカタログが全部新品で揃っちゃうんだぜ?
後は“Thank You and Goodnight... Live”('85)と“Refugee”('90)が
出れば完璧だな、とか思っている僕も大概異常ではありますが。



昨夜は突然DARRYL WAY'S WOLFを聴こうと思い立ちました。
が、何故かCD棚に2nd“Saturation Point”('74)が見当たりません。
えー、なんでですのん?無い訳はないでしょう!
とあちこちひっくり返してみたものの結局発見出来ず。
微妙に凹みつつ1stと3rdを順番に聴きました。
なんか、“Night Music”('74)ってこんなに良いアルバムでしたっけ?
この辺りのバンドって実はちゃんと聴き込んでいないのが
案外多かったりするんじゃないかと、僕は大いに考え込んでしまいました。
まぁ明日あたりにはそんなことすっかり忘れてしまうのでしょうが…。
とりあえず2ndは早急にポチっておかなければいけませんね。
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五十肩、いと辛し [新譜]

Clock Unwound / GENTLE KNIFE / 2017
gncu.jpg


こーれは大変に素ー晴らしー!
ノルウェーの11人組(多いなw)が放つ2枚目はアルバム全編のどこを切り取っても
これぞプログレ、と聴き手を感嘆せしめる完成度です。
パッと見メンバーの年齢には相当幅があるようで、
ちょっと調べてみたら上は63歳から下は25歳ですって。
いやいやいや、全然良いことだと思います。
世代を跨いで音楽の価値観を共有し
なお且つアウトプット出来ているというのは実に幸せなことです。

で、そうした大所帯が渾然一体となって繰り出すアンサンブル
整合感に満ち満ちた隙のないもので、
バンド全員でワッと盛り上げる場面においても決してガチャガチャしないのは
編曲が良く練られていることの証左でありましょう。
概ね不穏で幻惑的な雰囲気が支配する楽曲は緊張と弛緩を自在に往来し、
聴き手の情感を揺さぶり続けます。



どれもこれも良い曲ばかりで、アルバム6曲トータル約55分を一気に聴かせます。
全般に漲る昂揚感は些か常軌を逸してさえいますが、
これも演奏者達の並々ならぬ熱意の発露かと思われます。

そして出音はややオールドスタイル寄り。これは意図的なものでしょう。
例えばアルバム終曲の後半でギタリストが聴かせた
(恐らくは北欧ブラックメタル由来の)トレモロサウンド
かなり大人しく上品な仕上がりですが、
結果としてちょっと面白いアウトプットになっているのが興味深いところです。
この手で僕が割と問題視するギターのメタル成分はほぼ皆無と言って良く、
その点においても個人的評価は高いです。

まぁなにしろ、こういうのを聴くにつけやっぱりプログレっていいよねぇ。
今年前半のベストはTHE NIGHT FLIGHT ORCHESTRAで決まりだと思っていたところ
俄然本作が喰い込んで来ました。どっちが一番かは決めませんけれども。



House of the Mind / COMEDY OF ERRORS / 2017
House of the Mind

House of the Mind



'11年に活動を再開して以降きっちり2年毎にアルバムの枚数を重ねての4作目。
トータルでは(フルアルバムとしては)5枚目ってことになるんですかね。
'90年リリースの1stアルバムは僕、見たことすらないですけれど。

なんか前作についてちょっと書いたような気がしたのですが
'15年12月1日のなげやりなエントリーにリンクを貼っただけでバンド名すら書いておらず、
こういう不親切さはあんまり良くないなぁと少しく反省した次第です。

で、本作も前作からの流れにほぼ沿った安心のポンプロックであります…が!
なんかねぇ、アルバム本編の最後を飾る“Song of Wandering Jacomus”って長尺曲が
VANGELISみたいなオープニングからMOON SAFARIっぽいコーラスを経て
THE ENID張りのオーケストレーションになだれ込むという…
なんかちょっと何を書いているのか自分でも訳が分からなくなってきますが(苦笑)。
これがねぇ、これが意外とイケてるんだな。
結果としてちゃんとこの人達なりの個性として昇華されているのがなにより立派で、
この曲はバンドのエポックとなりうる1曲であると、僕はそう思いました。





今月はプログレ新譜に良いアルバム多し。善き哉。

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えっ、もう梅雨入りしてるの? [音楽雑記]

Warefare / EVO / 2017
Warfare

Warfare





うーん、凄くやかましいですな(笑)。
本作はタイトルこそ“Warfare”でありますが名義はソロということで、
概ねの演奏を独りでこなし部分的に他者の力を借りたようです。
で、その客演リストの中にNik Turnerの名前があってちょっとびっくりしました。
昔から尊敬していたんだそうで…あー、しかし言われてみれば
WARFAREの過去作には割と盛大にサックスを使う場面ってのが散見されましたから
これはまぁ納得できる話であります。

もう一人、僕がひっくり返っちゃったのはF. Purserという名前を見つけたからです。
これってやっぱり、あのFred Purserのことですよね。
き、きき、危険なパラダイス!
David Essexの“Stardust”などという、
実になんとも言えないカバー曲でギターを弾いています。
まぁ、とりあえず元気そうでなによりです。

これ、なんとなく惰性でポチった割には全然面白いアルバムでした。



再発しないかな その15

Guilty of Innocence / LAW & ORDER / 1989
laogoi.jpg


当時のマーケットを考えれば
レコ社(MCA)の売り方も強ち間違っていたとは言えないと思います。



これを2匹目のGUNS N' ROSESにしようってのは、まぁ分からんでもないでしょ。

しかしこの人達の本質が相当ズレたところにあったのも事実で、
それはLYNYRD SKYNYRDの「針とスプーン」なんていう曲を
カバーしている辺りでも明らかなのですが
これがニューヨーク出身のバンドだと言うのが僕は非常に興味深くてですね。
都会の若いバンドがスワンプロックを極端に高速化して演奏したというのが
試みとして大変面白く、また異常にカッコ良かったんだなこれが。

要するに本人達は
メタルどころかハードロックをやっている感覚すら希薄だった訳で、
バンドのアウトプットと売り屋の思惑が噛みあっていなかったんですね。
これはまぁしかし、ありがちな悲劇だよねぇ。
以降、徐々にバンドが大人化するにつれ演奏に落ち着きが増すと
今度はグランジにおもねったとか物凄く的外れなことを言われたりして
(これは我が国の一部のメディアに限った話かも知れませんが)
それはもう本当に可哀想でしたよ。

別に今さら再評価なんかしなくてもいいし
好きな人だけ聴いてりゃいいんです。
しかしトウモロコシ臭い酒とLED ZEPPELINをミックスして
パンクの速度で吐き出してみせた“Whiskey”という名曲だけは、
これは未来永劫遺しておくべきだと思うんですよ僕は。
…平たく言えば、うちにあるCDがボロボロなので新しい盤で聴きたいのよ。
できればリマスターなんかもして貰って。

あ、因みに約30年前このバンドを僕に紹介してくれたのは田中シンメイ君です。
ちょっと(かなり)意外ではありましょうが、
彼はなんというかベース演奏の面白いバンドを
本能的に嗅ぎ当てる能力が備わっているのかも知れません(笑)。

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今日のエントリーはいつにも増して需要がなさそうだ [音楽雑記]

ENIDの新譜はなんであんなに音量が小さいのでしょうか?
オーディオの再生ボタンを押してしばらく経っても
なんかゴニョゴニョ聴こえるばかりで
どーなってんだオイ!幾らなんでも導入部長過ぎんだろ!!
ってよくよく耳をそばだててみたらボリュームが足りていないだけだったという。
なにしろ'80年代の旧規格盤並(もしくはそれ以下)の音量しか出ていないので、
うーん…これ誰もなんとも思わないのかな?
こんなもんどう好意的に解釈したってマスタリングをしくじったとしか
結論付けられないでしょ。

これねぇ、僕は音楽の中身を聴くというところに辿り着く前に萎えてしまいました。
え?オーディオ機器のボリュームを上げろ?
そりゃあごもっともな指摘でございますが、
なーんかねー、それもちょっと違うような気がしたりしなかったり。



Shox of Violence / MIDNIGHT
Shox of Violence

Shox of Violence



先日漸く買いました。シングルやらなんやら寄せ集めた編集盤です。
NWOBHM絡みのカバーがたくさん入っていますが、
ちょっと異質なところでこんな↓ のもやっていました。



一応イントロとかちゃんとRandy Rhoads版(“Quiet Riot II”)なのね(笑)。
こういう些細なトコロに拘る姿勢って大事ですよね。
僕はちょっと感心しちゃいました。細けぇなあw、って。
なんで曲の終わりがMSGに繋がるのかは完全に謎ですが。



先日SAMSONのPolydor期をまとめた再発ボックスについてちょろっと書きましたが、
今度は

Joint Forces 1986-1993 / SAMSON
Joint Forces 1986-1993: 2cd Expanded Edition

Joint Forces 1986-1993: 2cd Expanded Edition

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Hne
  • 発売日: 2017/07/21
  • メディア: CD


こんな2枚組が出るそうで、これはまた事件でございますな!
そもそもなんだ、え?なんかアレですか?
世間ではPaul Samson再評価の波とか来てたりするんですか??
…まさかそんな、ねぇ(苦笑)。

以下、収録作についてざっと記します。

元々ソロアルバムとして制作されつつ
結局はSAMSON名義でのリリースとなった“Joint Forces”('86)は
曲によってベクトルが些か(結構)散漫ながら良くできたロックアルバム
Nicky Mooreのボーカルが実に良いんですね。
Nicky Mooreは本作に参加したJohn McCoyと意気投合して
MAMMOTH結成へと至る訳ですが
Paul Samsonからすればまた歌い手をとられちゃったということになりますな。

'88年のEP“And There It Is”に6曲足して'93年にCD化された“1988”については、
僕はこれ恥ずかしながら全然知りませんでした。
曲名を見るに'90年のフルアルバム“Refugee”(今般の再発には未収録)の
プロトタイプと言えそうな感じで、要するにアレです、
Paul Samsonはこのタイミングで産業ロック路線に転んだということなんですね。

トリオとなっての最終作“Samson”('93)では
結局Paul Samsonが歌うというところに落ち着きましたが
まぁこれぐるっと1周回って振り出しに戻ったって感じで、
開き直り感満載のブルースハードロックが侘しくも心に響く1枚です。

と、バンド末期の様子を概観てきる意義は大きく(?)
僕はうひょーとか言いながら予約ポチをしましたが
まぁ世間は無関心でしょうねぇ。

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まぁホレ、いつもの妄想評でございますよ [新譜]

1943年生まれ、ってことは今年74歳ですか。
…凄いな。
そんな年齢になってもまだ世の中に対して怒ることがあるんですね。
この人の場合、'77年にステージから客に向かって唾を吐いて以降
基本的にずーっとナニかに対して怒っているもんな。
大体怒るのって物凄くエネルギーを消費するじゃないですか。
ですから40年もの間怒り続けるってのは
物凄く疲れちゃうんじゃないかと思うのですが、なんというか
この人の胆力は底なしなのかも知れんと、
そんな畏敬の念を抱かずにはおれません。

Is This the Life We Really Want ? / ROGER WATERS / 2017


バンドと袂を別って以降、Roger Watersの曲作りってのは
物凄い葛藤にまみれた作業だったのではないかと想像します。
'80年代半ばまでPINK FLOYDの(平坦な)歌メロを担った自負は大きく、
当然Dave Gilmour的な楽曲からは絶対に距離を置きたい。
とは言っても2人の音楽的な根っ子は相当に近く、
実際そんなに大きな差異は産み出せない…。
元々そんなに多彩なメロディを持っている人ではないしね。
方や暖簾を守って
アリーナバンドとしての役割を全うするPINK FLOYDを横目に
この人はいよいよその偏屈さを増し、
重箱の隅を突くような細かい拘りでもって曲を書いていたのだと思うと
なんだかちょっと鬼気迫るものを感じてしまう僕です。

これまでのソロアルバム3作においては
とにかくDave Gilmourより凄いギタリストに弾かせるんじゃ!
という怨念(?)からEric Clapton、Andy Fairweather Low、
そしてJeff Beckがそれぞれのアルバムに起用されました。
まぁねぇ、気持ちは分からんでもありません。
3人とも記名性の高い演奏家であり、
また自分がRoger Watersのソロ作に呼ばれた意味を
ちゃんと理解していたであろうことが伺えます。
アルバムのベクトル(と、セールスポイント)に寄与する部分は大きく、
各タイトルの個性とニアリーイコールであったというのは…
まぁそれはちょっと言い過ぎかも知れませんが。

然るに、本作で取り沙汰された名前はNigel Godrich。
RADIOHEADのプロデューサーって言われても、正直僕は良く分かりません。
なんか結構小うるさいタイプの人みたいで、
どんな相手でも思ったことは言うよ?的な。
で、このNigel GodrichがRoger Watersに言ったんでしょうねぇ。
もう、いい加減意地張るのやめなよ、って。
お前の作るアルバムがPINK FLOYDに似ていても誰も困らないし、
そもそもそんなに遠く離れた所へ辿り着けやしないのは自分でも分かっている筈だ、と。

これを要するに「無駄な差別化の排除」ですね。
Roger Watersにとって、これはある意味物凄い福音であったと思われます。



結果“The Endless River”('14)よりも
よっぽどPINK FLOYDっぽいアルバムが出来あがっちゃった訳で(笑)、
僕はこれ、開き直りの極致がもたらした小さな勝利だと思います。
と同時に、相変わらず思わせぶりで気難しくて
とにかく面倒臭いRoger Watersが全編で最前面に出ている点で
最もソロアルバムらしいソロアルバムであるとも言えましょう。

これはねぇ、これは単純にアリだよ。

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ほぼ雑感の垂れ流し [音楽雑記]

無理繰り書こうとすると物凄く詰まらない作文になっちゃうので
非常に良くないんですけれども。



EL&P新規リマスター盤の宣伝文で
Keith EmersonとGreg Lakeを「夭折」した、と書いたdisk union。
それぞれ71歳、69歳で死んだ人には能わない言葉だと思いますが、どうでしょう。
意味を知らずに書いたのか、
それとも本気で2人の死が夭折であると思っているのか…
どっちにしろ良く分からない感覚で、
なんか凄く気持ち悪かったのでここに吐き出してしておきます。



ABEL GANZの“Gratuitous Flash”('84)。
今般の再発に追加されたボーナストラック“Kean on the Job”は
Alan Reedのソロ“Dancing with Ghosts”('11)から
そのまま持って来ただけのようです。
これはアコースティックベースが心地よくて、非常に秀逸な再録音版です。
“Dancing with Ghosts”については'11年11月24日のエントリーをご参照いただければ。



STREETMARKからの流れでSTRAIGHT SHOOTERを聴いてみました。
最終作“5”('83)の、中古の弾をたまたま見つけたので(タマをタマタマ…)。



これは、なんとも形容し難いなぁ(苦笑)。
ドイツってホントにこういう微妙なB級バンド多いよね。
あ、因みに上掲は'84年リリースの(バンド最後の)シングルより。
“5”CDにボーナストラックとして収録されていました。



そして昨夜DENNER / SHERMANNを聴き始め
(アルバム買って、積んだまま聴くのを忘れておりました)、最終的に辿り着いたのは…



おおおおお!この圧倒的な'80年代感。
Michael Schenkerモデルの安っぽいフェイクみたいなのを弾いているのが
MERCYFUL FATEのギタリストだったなんて、そんなの俄かには信じられないもんな。
然るに産業ロックとしての完成度は異様に高いもんで、
ホント、なんだったんでしょうねこのバンドは。
いや、有り無しで言ったら断然アリですわいな。
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どうも上手く書けません [音楽雑記]

ABEL GANZ“Gratuitous Flash”('84)のリマスター盤を買いに行きました。
これは相当嬉しい再発でありました。
とっとと“Gullibles Travels”('85)も出して欲しいです。



Big City Awakes / ON THE RAW / 2017
otrbca.jpg


スペインの5人組。これがデビュー作だそうです。
このジャケットはちょっとNOVAの“Vimana”('76)みたいな配色で綺麗だなぁ、
と思って手を出しました。
NOVAよりはややいなたいロック成分が強めながら、
Elio D'Annaばりのフルート/サックスがとても良い主旋律をとる場面も多く、
ラテン風味のインストゥルメンタルジャズロックとして聴き応えのあるアルバムです。



唯一ボーカルが乗っているからYouTubeにあげたのかな?
他にもっといい曲があるのに、と、個人的にはやや不満ながら一応貼っておきます。
しかしこのアルバム、僕はかなり気に入りましたよ。



Il Giusto Equilibrio / PANTHER & C. / 2017
Il Giusto Equilibrio

Il Giusto Equilibrio



えーと、これは我が国のシンフォニックロックファン100人に聞いたら
100人が好きだと答えるのではないかと(笑)。
イタリア産、Black Widow Recordsからリリースの2枚目です。
前作は自主制作だったらしく、勿論僕は未聴であります。

まぁこれはね、間違いないよね。
余りにティピカル過ぎて新鮮な驚きは皆無でありますが、
それこそが聴き手の望むところであることをバンドは良く分かっていると思います。
4分半の導入から14分弱の終曲まで、
全5曲を集中して一気に聴かせる力量は実に素晴らしい。



-閑話休題。



The Polydor Years / SAMSON
The Polydor Years

The Polydor Years

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Imports
  • 発売日: 2017/03/31
  • メディア: CD


基本ここの作文は書きっ放しで、気が向いた時以外碌々フォローしません。
従って再発しないかな?シリーズなんかは実に酷いことになっております(苦笑)。
これは'11年1月28日、シリーズその4でとりあげた
Before the Storm”('82)を含むボックスセットです。
他に“Don't Get Mad, Get Even”('84)と
シングル収録曲等を纏めたボーナスディスクの3枚組で、
うーん、実に渋い再発ですな。

勿論僕は速攻で飛びつきましたが、こんなの今どき欲しい人居るのかしら?

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間違いないとか、そういう生易しいレベルの話ではありませんでした [新譜]

Amber Galactic / THE NIGHT FLIGHT ORCHESTRA / 2017
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多分こっちのジャケットがデジパック版ってことかと
(絵違いのものは通常のプラケ版だと思われます)。
デジパックの方が1曲多く収録されているらしいです。

3枚目にしてとんでもないのを作っちゃいましたね。
もはやハードロックですらない曲が当然の如く繰り出されます。
6曲目の“Domino”辺りはその典型で、'70年代後半の
ヨーロピアンディスコの発掘曲だって言われてもそんなに違和感ないもの。
Sharlee D'Angeloのベースが実に巧くて雰囲気抜群。
こういう演奏も出来るんだなぁ。やっぱり凄いやこの人は。



また、“Domino”ほど露骨ではないにせよ



こんな曲が当たり前のようにバンバン出てきます。
これを要するに、楽曲をより充実させるため
ジャンルの壁を今一歩踏み越えたのだと、僕はそう解釈しました。
英断だと思います。とにかく本作は全曲が素晴らしい。
どの曲もサビメロが練りに練られていて、アレンジも非常に凝っていますから
どこを切ってもクラシックロックの一番おいしいところが味わえる。
デビュー作からじわじわここまで寄せてきたバンドの努力、胆力たるや。
次作にはベッタベタのバラードが収録されることを強く望む僕です。

そしてバンドメンバーの由縁からではありましょうけれど、
Nuclear Blast Recordsが本作を猛プッシュしているのは大変頼もしく、
実際ヨーロッパでは結構売れるんだろうな。
'17年上半期、新譜のベストはほぼこれで決まりじゃないですかねぇ。
文句ナシ、呆れるほどの完成度を誇る白眉の大傑作。



一刻も早く書いておきたくて急遽エントリーしたので今日はこれだけです。
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